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【6-2】速開都比売
《此く持ち出で往なば》
このように持ち出したならば
《荒潮の潮の八百道の八潮道の》
(鳴門海峡のような)たくさんの潮流が行き交い
《潮の八百會に坐す速開都比売と云ふ神》
衝突しあって渦巻く中にいらっしゃる速開都という港の女神が
《持ち加加呑みてむ》
持ち抱えて飲み込んでしまいます。
【速開都比売】
速秋津日子と対となる水戸の女神。
沫神、頬神、水分、繰瓢保の対となる水戸神八柱を産み出している。
【加加呑み】
ゴクゴクと飲む様子(擬音!)とされる。