放課後暇だな〜。そうだ!図書室でマンガ読むか!
作者はこの作品を頭空っぽにして書いてます。
読者の皆様もぜひ頭空っぽにして読んでください。
おいっすっすーー!!オレは鳴理金次郎!!!
オレは今日!図書室に来たぜ!
いや〜、銀三郎や銅四郎、鉄五郎と一緒に帰ろうと思ってたけど、銀三郎はバイト、銅四郎は実家の弁当屋の手伝い、鉄五郎はバーテンダーの仕事があって一緒に帰れなかったんだよなー。
つうか銅四郎って実家が弁当屋なんだなー、さっき初めて教えてもらったぜ〜!今度食べに行こっと!
そんでもって!オレは今絶賛暇中っつうことだ!!!だからよ〜、図書室でマンガ読みに来たぜ!
何でか知らねぇけどオレの通ってる学校って最近のマンガあんだよなー、普通は結構昔のとか教育用のマンガしか置いてねぇのに、何でかなーー??
「あら、また来たのね鳴理君」
「おいっすっすー田宮センセー!」
「うん、こんにちは」
オレが図書室に入ると司書やってる田宮柚李センセーがニッコリした笑顔でそう言ったぜ!
田宮センセーは図書室の司書やってる先生だ!だからなんかの教科の担当とか、どこかのクラスの担任って訳じゃねえぞ!!
そして若い!後大人の魅力があるぜ!後基本的に静かだ!
つか思ったけど、他の高校の図書室に司書の先生とか居んのかな?中学ん時は覚えて無ぇから分からんけど……。
つか図書室の司書って何の仕事やってんだろ?ちょっと気になんなー。
「今日もマンガを読みに?」
「そっすそっす!あの『ボッコボコな花嫁』つうヤツ
!あの漫画、ラブコメのくせしてヤベェオモロいんすよ〜!!」
「あー、そのマンガね。流行ってるわよねそれ。どんな話なの?」
「いやっすねー。確かあらすじは、
『高校生の主人公が1人の宇宙人をボッコボコにした!ボッコボコにされた宇宙人は主人公のことが好きになり、主人公の高校に人間に擬態して入学…!
そして主人公はある5人のヒロインと親しくなる!
しかし!その中にはその宇宙人が居て!しかもその宇宙人は主人公と結ばれる運命にあった!
果たして結ばれるヒロイン(宇宙人)は?
今まで見たことない5人のヒロイン(1人宇宙人)とのラブコメ爆誕!』
て感じです!」
「…………えっと、それ本当にラブコメ?ギャグ漫画ではなく?」
「いや、まぁそう思うのも無理ないっす。オレも最初はギャグ漫画だと思ってましたし。でもすっげぇオモロいんす!!いやマジで!!」
「そ、そうなんだ………」
あ、この人信じてねぇな。いや、まぁマジで無理もねぇけどさ。
「じゃ!オレこれから最新刊読むんで!」
「うん、下校時間までには退室してね。」
「はいっす!」
そしてオレは『ボッコボコな花嫁』を読み始めた!楽しみだぜよいっ!!!
「いや〜!やっぱヤベェは『ボッコボコな花嫁』!マジで面白ぇ〜!!」
そう言って、彼は漫画本をパタンと閉じる。私はその声に反応して彼を見る。
「もう読み終わったの?早いわね……」
「こんなに面白いんすもん!もう読む手が止まらねぇっす!!!」
彼はそう無邪気でとても愛くるしい笑顔でそう言う。
「そう、それは良かったわ。それ人気らしくてね。結構な生徒や先生から置いておいくれって要望が相次いだのよ」
「へ〜、そうなんすか。いや〜やっぱ面白いっすもん!そりゃあ要望来ますって!」
「ふふっ。そのようね」
私は極力ニヤけないように綺麗に笑う。
「田宮センセーも読んでくださいっすよ!オレ、センセーと『ボッコボコな花嫁』トークしたいっすもん!」
「……!」
やばい。今のはやばい。キュンときた。抱きしめたくなった。その無邪気な笑みでそんなこと言わないで。破裂してしまいそうだわ。
「ん?どしたんすか田宮センセー。急に黙っちゃって」
「えっ」
ハァっ。やばい。鳴理君の笑顔で喋るのを忘れていた。
「いや、まぁ……そうね。うん。今度読んでみようかしら」
「いやホンッッッットオススメっすから!絶対見てくださいっすよマジで!!」
「はいはい、分かったわよ。それよりもうすぐ下校時間よ?早く帰りなさい」
「えっ!あっ、ホントだ!じゃあ田宮センセーまた来ます!」
「うん。また利用してね」
そう言って私は極力綺麗に笑う。彼は図書室を出て行った。
ハァ、好き。好き好き。好き好き好き。好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き好き。大大大大好き。本当に大好き。
そう、私は鳴理金次郎君が大好きだ。愛している。
キッカケは些細な事。私は廊下で本を運んでいた。新しく入荷した本を運んでいたのだ。
入荷と言っても、ほんの少しだったので私が直々に本を抱えて運んでいた。まぁ、それでも両手で持つと結構な量があって重かった。
そして階段を登る時。私はバランスを崩して落ちてしまう。
がしかし、その下には鳴理君が居た。鳴理君は地面に叩きつけられそうになる私をそっとキャッチしてくれた。
『うおっと。大丈夫っすか?怪我ないっすか?』
『は、はい…….…』
その時の会話は今でも思い出す。
そしては私は恋に落ちた。しかも生徒に。
そこからは彼が図書室に来るたびに彼と話す中になった。その時は私にとって最高の時間だった。まぁ大体マンガの話をするだけど、それでも至福だった。
そして、私の恋心は段々エスカレートする。私は先生の権力を使って彼の個人情報を得た。
さっき彼が言ってた『ボッコボコな花嫁』も、実は私がこっそりと仕入れて図書室に置いてあるのだ。そうすれば彼がここに来てくれる。ただそれだけの為に。
鳴理君、実は私も読んでいるのよ『ボッコボコな花嫁』。面白いわよね。特に179話のヒロインの一人、ワン子が主人公の土ノ助を独占しようとするシーン。アレは共感できるものがあるわ。
鳴理君をもっと長く、身近にかんじていたい。独占していたい。
聞けば鳴理君は一人の女子に襲われたらしいじゃない。それに鳴理君はクラスでは凄くモテるらしい…………。
ほっとけない。もしかしたらまたその女子みたいな子が、また鳴理君を襲うかもしれない。いや、襲う。絶対に。
ハァ、それにしても、あの無邪気な笑顔。何なんだろうアレ。あんな笑顔を見たら誰でも好きになってしまう。
もう養いたくなる。いや養う。いつか鳴理君を養ってみせる。
いや?別にいつか養うなんて事言わずに今養えばいいのよ。そうよ。そうだわそうしよう。
でもどうやって養おうか?
そうだ。監禁しよう。
五等分の花嫁って、面白いですよね。
こんな小説より500%面白い。
あと誤字脱字があったらコメントください。待ってます。




