ヤンデレなんざ、怖かねぇぜ!!!!
深夜のテンションで書きました。伏線とかはないです。頭空っぽにして読んでください。
「金次郎、あなたが好きよ。出て来なさい」
オレの名前は鳴理金次郎だ!今、オレは夜の学校にいる。なぜって?実はだな、オレは今日学校に行って下駄箱開けたら、なんとビックリ!ラブレターが入っていた!そして内容なんだが、
『あなたが好きです。今日の夜、学校の屋上に来てください』
てな感じで書いてあった!ヤベェだろ!?オレもこれ読んだときゃー、「うっしゃあぁぁぁ勝ち組だぁぁぁー!!!」と馬鹿騒ぎして、ダチコーやセンコーなんかに言いふらしたってもんよ!
しかしだな…、いざ夜の学校に来て、校内の中に乗り込んで行ったらだな……なんとだな…
「…岡ピー……?岡ピー!!!」
死んでたんだよ……オレの担任の岡ピーがよ……!!
血だらけでよ!!なんでだよ!!なんで…なんで岡ピーが……
「ねえ、出て来て来なさいよ。アタシ本当に好きなのよ」
岡ピーの体を調べていたらなんかに刺された傷が背中にあった。くそっ、つまり誰かが殺したってことじゃねえか!しかも剣士の恥に傷付けやがって!正気の沙汰じゃねぇ!!そう思ったオレは、校内を探索することにした!ホントは怖かったけどよ、もしまだ犯人がいるなら、そいつを捕まえることが出来るじゃねえか!岡ピーの仇取る為にも、オレは犯人を探すことにしたんだよ!
「早く出てきて、ねえ、ねえ、ねえ!!!!!!」
この声の主、山本秋美が、岡ピー殺しの犯人だった。
そういえばよー、オレが学校のどこにいるか言ってなかったな!
教卓だ、オレのクラスの教卓にいんだよ!!オレはさっき、ラブレターのこと思い出して屋上行ったんだよ!そしたらよ!居たんだよ!山本秋美が!血でよ!包丁持ってよ!マジやべーよ!ヤベェって!そんでオレはビビって奇声上げながら逃げちまったんだよ!文句あっか!?
いや、情けねぇな、オレ。
「なんで、なんで出て来ないの?アタシのこと嫌いになったの?ねえなんで、なんで」
岡ピーの仇取るとか啖呵切ったってのに、奇声上げて、びびって、今じゃこんなとこに縮こまっていやがる。
「なんで、なんで、なんで、なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんででなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで、なんでなのよ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
オレ、まじで漢じぁねーな………。くそっ、このままアイツにオレも殺されちまうのかよ。これじゃ死んだ岡ピーに顔向けできねぇ……。
死んだ…岡ピー……そうだよな、出来ねぇよな、顔向け………。
「出てきなさいよ!!ねえ!早く!!!!」
このままじゃ終わらねえ………。
「………金太郎の匂いがする」
必ず…取る!
「近くに…イル!!!」
岡ピーの仇は!!!オレが必ず取る!!!!!!
「金太郎!……きんたろう!!!!!」
バンッッッッ!!!!!!
「…んだよ…山本ォ!!」
オレは教室のドアを蹴飛ばして、廊下に出た!
「……金太郎……金太郎だ!会いたかった!アタシの金太郎!!」
そこには、血だらけの山本秋美が居た。
なぜだか知んねぇーけど、オレの中にあった恐怖がねぇ。全くねぇ。これっぽっちも。恐怖のきの字すらねぇ。
「三つ!!!質問がある!!!」
オレは大声でそう言った!へっ!こんなに大声出したのは、去年の体育祭の応援団長以来だぜ!!
「一つ目、あの岡ピーの死体、お前が殺したんだよな?なんで殺した」
「えっ?邪魔だったからだけど?」
「…邪魔?」
「ええそうよ。アイツ、アタシが校舎内に入ったらなんて言ったと思う?『何やってるんだ!早く帰えれ』だって、ふざけないでよ。折角、今日は満月で、屋上で告白すれば良い雰囲気なのになんで、なんでなんでなんでなん…」
「二つ目、なんでてめえ…包丁なんて物騒なもん待っていやがる」
「ああこれ?これねぇ〜もしあなたが告白を断ったら、これであなたを殺して、アタシも死のうと思ったのよ」
「どうして?」
「だってあなたと結ばれないとか、この世界に生きてる意味ないし、来世であなたと結ばれるようにあなたと一緒にしようと思ったの!そうあなたと、あなたとあなたとあなたとあなたとあな…」
「三つ目、これが良くわかんねぇんだけだよ………なんでオレを好きなんだ?」
「ふふ、なんでだと思う?」
「………………」
「アタシ、前に不良に絡まれたことがあったの覚えてる?」
っ!!!。そういえばあったぜ!2、3週ぐらい前に不良5人に絡まれてるところを、このオレがガツンと!ドカドカと!ギッタンギッタンのメッタメタにしてやったんだった!!
「あの時の金太郎…ホントに輝いてた、いや今も輝いてる。アタシあの時からずっとあなたのこと考えているの。登校する時も授業中も下校する時もアタシが家にいる時もトイレの時もお風呂の時も食事の時も勉強する時も誰かと話す時も寝る前にも起きた時もずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと、考えているの」
コイツ、イかれてんな。
「あ、そうだそうだ、告白の返事なんだけどよ…」
山本のやつはじっとオレを見つめふる。照れてんのか知んねーけど、頬が赤くなっていやがる。
そして、オレはそんな山本にこう言ってやった。
「誰がてめえとなんか付き合うかよ!!このクソ野郎が!!」ってな!
「じゃあ死んで」
突然ッッッッ!!!山本は包丁で突き刺さして来やがった!!!!
しかし流石はオレ!それを根性で避ける!山本もすかさず包丁を振り回す。だがしかし、オレは華麗に避ける!避ける!避けていくぅ!
「なんで、なんで当たらないのよ!」
「それは、オレは"覚悟"してんからだ!!!」
「"覚悟"?」
「そうだ!岡ピーの仇を取ると言う"覚悟"をしているから!オレはお前の攻撃を避けられるんだ!」
「何よそれ……何よそれ!!!」
しかし、それも束の間!!オレは山本の包丁の攻撃を左腕に受けてしまった!!!
「うぐっ!」
「ふふふっ!やっと当たった!やっとだわ!命乞いしたって、もう遅いんだから!!」
「もう遅いだ〜??」
命乞い?もう遅い?そう言ったのか?こいつ。
「………しねぇよ」
「え…」
「命乞いなんてしねぇよ!」
見ててくれ岡ピー!オレ必殺技を!!!
「スパークフェザークロスアタック!!!!!!!」
説明すんぜ!!スパークフェザークロスアタックとは!!両腕を顔の前でクロスさせて突進する、オレの必殺技だ!!めちゃつよだぜ!!
「き、きゃああぁぁぁーー!!」
スパークフェザークロスアタックをくらった山本は、地面に倒れた。
「う、いっいてえ」
オレは膝をガクンと地面につけた。さっきの山本の包丁攻撃でついた左腕の傷からは、血が滝のように出ていやがる。くそ!折角勝ったてのに!
「や、やべ……段々と意識が…とおのいて…きた……」
おいおい……これじゃ……マジで……死…………。
「はッッッッ!」
オレは目が覚めたら病室にいた!なんでも、巡回中の警備員が、倒れているオレと山本を見つけて、急いで救急車を呼んだらしい。そしてなんとか一命を取り留めたということだ!いや〜オレってば付いてるぜ!!
目が覚めた後は、警察なんかから事情聴取を受けた。それで聞いた話だと、山本のやつ、オレん家で最近こそこそと何かしていたらしい……あんにゃろーマジでふざけやがって!!!
そそ、その山本なんだが、岡ピーを殺した件とオレの殺人未遂で、務所行きは確定らしい。当たり前だ、岡ピーを殺したんだからな、しっかり罪をつなぐなってほしいぜ………。
そして、1週後!俺は退院した!医者からはなんて健康体なんだ!と言われたが、オレもそう思うぜ!いや〜オレってやっぱすげーんだなー!!
よし!死んだ岡ピーのためにも、オレは今後の人生、謳歌するぜ!!!
「ふふふ、鳴理君、カッコいいな〜♡」
オレはまだ知らなかった。これからの高校生活、世間的にはヤンデレと言う奴らに、オレの日常が壊されるということを、オレはホントに知らなかった………。
毎日投稿を目指そうと思いますが、期待はしないでください。あと、ずっとこんな感じです。




