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185.調査依頼



 大穴から出てきた黒獣を始末した俺たちは、里長の家に通されていた。


 ……というか、里長はエナのおじさんだった。


「ジーク殿。このたびはおらたちを助けてくださり、誠に感謝してる」


「本当に、ありがとうなのです!」


 里長の家に集まったのは、この街の要人たちらしい。


 みなドワーフで、ぺこりと頭を下げる。


「気にすんな。俺はすべきことをしただけだ」

「うむ……しかしおぬしのその強さ、どうなっているのかや……?」


「あ、いや……その、あんまりそこには触れないでくれ」


 魔王とバレると、快く思わない奴らも出てくるだろう。

 魔物が人を襲わなくなったとは言え、魔王を忌避するやつは多い。


「うむ、恩人の頼みだに、詮索はこれくらいにして、本題に入ろう。エナから聞いてるかも知れぬが、ここドワーフの国は危機にさらされている」


「黒獣か」


「そうだに。突如あいた大穴から現れる、黒き獣。やつらのせいで鉱山には立ち入れぬし、それに土地も毒で犯されておるのだ」


「毒……」


「ああ。まあ、おぬしがパパッと治癒してしまったがな」


 街を治す際に土地の毒も解毒しているらしかった。


「しかし根本治療にはなっていない。原因を取り除かないとな」


「うむ……そこで、ジーク殿。おぬしに、大穴の捜索を依頼したい」


 願ってもない申し出だった。

 そもそも大穴ができる、地盤沈下の原因を探ろうとしていたところだったからな。


「謹んで、受けさせてくれ」

【※お知らせ】


先日投稿した短編が好評だったので、新連載としてスタートしてます!


■タイトル

陰キャな僕を大嫌いなはずの幼なじみと結婚した結果~実は僕のこと大大大好きだったことが判明。外でクールな高嶺の花だけど、僕にだけデレデレ。女子達が気になって声をかけてくるけどごめん、もう結婚してるんだ


■URL

https://ncode.syosetu.com/n2049gt/


リンクは下に貼ってありますので、そちらからも飛べます!


頑張って更新しますので、こちらもぜひ一度読んでくださると嬉しいです!

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★1巻11/15発売★



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