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絶望が早すぎる  作者: 天野☆星☆
3/4

相変わらず展開が早すぎる。

帰る途中、よく使う通学路で『HUMAN's』を見かけた。実は何気なく見かけたと俺は言ってるが、これはかなりの重大出来事だ。


見られてはいけない、認識されてはいけないというルールが彼らにはあったはずなんだが……そんな些細なことを気にしてられなくなったのだろうか。

ーどうううううんんん!!!ー

「きゃーー!!!」

な、なんだ!?

爆発音!?しかも近い!!


……お、俺は関係ないからササッと逃げましょうかね

「ニンゲンヨ」

ふと視界が暗くなる。太陽が雲に隠れた訳では無いだろう、現にすぐ後ろに気配を感じる。

「キサマ、ヒトジチトナレ」

カタカタと小刻みに揺れながら後ろを振り返ると、そこにはー

「我は大悪魔、デビルサターン様だァ!!」

俺の2倍もある大きな悪魔が俺を捕まえようと……いやもう捕まっていた。


あ、これ俺終わったな。


「だいじょうぶかぁぁぁあああ!!!」

体を握られひょいと持ち上げられたその時、何故か聞き覚えのある声がした。

「外道め!!貴様『INHUMAN』だな!!『HUMAN's』の名にかけて、貴様を駆逐してやる!!」

思わずその声の方を見てみるとー


あの、クラスで異様に明るいアイツがいた。


「なんだぁ!キサマはぁ!!」

「俺の名はーー!!」

悪魔に問われ、少年は名乗る。

「希望だ!時岡希望!!『HUMAN's』の新入りだぁぁぁあああ!!」


そのまま彼は悪魔に無謀にも飛びかかり、苦戦の中なんとか悪魔に勝ったのだった。


ちゃんちゃん。


とはならず。


「だいじょうぶか!君!……ん?君は見たことがあるね」

さて……厄介なことになったかもしれないぞ……

「あっ君!もしかしてうちのクラスメイトか!?参ったなぁー!ここであったこと喋んないでくれよ!!」

待ってくれ……この流れは多分予想できる……

「いや待て、いいこと考えたぞ?」

俺にとっては悪いことだと思うそれを口に出すんじゃないぞー、出すなよー?

「お前も『HUMAN's』に入らないか!?」


…………………………。


予想の斜め上行ったーー!?

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