7話
朱統が春蘭たちを足止めしていたころ二国の将たちは馬に乗り自国に退却していた。
「皆の者急げ朱統の決意を無駄にするな」
愛紗が全兵に聞こえるように号令した。
「愛紗ちゃん、龍さん大丈夫かな」
劉備は後悔していた朱統を一人残してきたことに。
「桃香様、大丈夫ですあ奴は蜀でも恋と肩を並べる最強の剣必ず生きて帰ってきます」
愛紗は桃香に言ってはいたが本当は自分に言い聞かせていた奴は必ず生きて帰ると。
そのころ大広間では朱統が魏の将たちと戦っていた
「くそ、やっぱり俺も一緒に逃げればよかったぜ」
朱統は無傷ではいたがかなり息が上がっていた。
朱統の動きが止まったのを魏の将たちは見逃さず朱統を取り囲んだ。
「くそ」
朱統が諦めかけたそのとき、光が大広間を包んだ。
「ここは、どこだ?」
光が消えるとそこには白い服を着た少年が立っていた。
「き、君はもしかして天の御使い?」
朱統は少年に聞いた。
「そうですけど、あなたは?」
一刀は朱統に言った。
「蜀軍第八師団長朱龍麟」
朱統は一刀に向かって名乗った。
「朱統さんなぜ春蘭たちは武器を構えているんですか?」
一刀は光王を抜いて言った。
「あの、司馬懿という奴にみんな操られている、俺は蜀と呉の奴らを逃がすために殿を買って出たというわけだ」
朱統はこの状況を簡単に説明した。
「くそ、間に合わなかった」
一刀は司馬懿の計画を壊せなかった。
「北郷一刀、なぜここに」
司馬懿は笑みを崩し一刀を睨み付けた。
「暗闇であったおじいさんが俺をここに送ってくれた」
一刀は司馬懿に剣を向けて言った。
「ふん、まあいい、春蘭北郷を殺せ」
司馬懿が春蘭に命令すると春蘭は一刀に切りかかったすると。
「ぐ、ぐ」
剣が一刀に当たる一歩手前で止まった。
「くそ、暗示が足りなかったか、春蘭戻れ」
司馬懿が春蘭に命令して春蘭が下がろうとしたそのとき、朱統は春蘭の腹を肘で強く打った、すると春蘭が朱統のほうに倒れた。
「よし、北郷君春蘭をつれて逃げるよ」
朱統は一刀に耳打ちすると地面に向かって玉を投げた
ボン
「け、煙球」
司馬懿たちは煙に包まれた。
「さあ、こっちだ」
朱統と一刀は春蘭を担いで城の中を走り城壁に上った。
「ここ城壁ですよ!?」
一刀は朱統に言った。
「嫌な予感がしてたからここに馬を隠していたんだ」
朱統が下を指差すと馬が木につながれていた。
「北郷君、飛び降りるから捕まれ」
朱統は一刀と春蘭を抱えて馬に飛び乗った。
「はあ」
朱統はたずなを引くと馬が走った
大広間煙が晴れて司馬懿と魏の将たちがいた
「逃げましたか、まあいいでしょうこちらの有利に変わりはない」
司馬懿はまた不敵な笑みを浮かべた。
ここに天の御使いが再臨した。
ほんとに駄文ですいません処女作なので許してください。
コメントもよろしくお願いします。