6話
「さて、ここを乗り切ろうか」
朱統たちは武器を構えた。
「さて、蜀の将たちには春蘭、凪、流琉、呉の将たちには秋蘭、霞、季衣それぞれ行きなさい」
司馬懿が春蘭達に命令すると春蘭達は二手に分かれた。
「やはり操られているのか」
春蘭達の動きを見て周喩が言った。
「真桜、司馬懿に捕まると俺達もああなるのか?」
朱統は真桜に聞いた。
「どうやって操られるかわからんけど多分」
真桜が言った。
「うーん、愛紗」
朱統は考えると愛紗に言った。
「何だ?」
愛紗が答えた。
「ここは逃げよう」
朱統は愛紗に逃げることを提案した。
「な!?ここで二国で当たれば司馬懿等敵ではないのになぜだ?」
愛紗は逃げることに反対した。
「相手の手の内もわからない、それに、なんか胸騒ぎがする」
朱統は真剣な目で愛紗を見て言った。
「わ、わかった」
愛紗はその気迫に押されて了承した
「呉もそれでいいな」
呉の将達も無言でうなずいた」
「さて、殿は僕が受けよう」
朱統は殿を買って出た。
「いくらお前でも一人では」
愛紗が言うと朱統は耳打ちした。
「それと、真桜達も連れて帰れあの疲弊している状態じゃ何もできん魏に何かあったときはあいつらが何とかしなければならない」
そう言うと朱統は真桜達に近寄ると手刀で気絶させた。
「な、何でや」
そう言うと真桜と沙和は倒れた、朱統は二人を持ち上げると愛紗に渡した。
「二人を頼む」
朱統が愛紗に言った。
「わかった、お前も死ぬなよ」
そう言うと二国の将達は大広間の門を破壊して逃げた
「追いかけろ」
司馬懿がそう言うと春蘭たちは追いかけようとした。
「させないよ」
キン、朱統は剣で先頭を走っている春蘭に横払いをして吹き飛ばした。
「ここは、絶対通さないよ」
朱統は扉の前で仁王立ちをして春蘭達の道を塞ぐとクスリと笑った。
蜀で最強の男に火がついた
駄文で申し訳ありません何とか完結を目指してがんばります。
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