5話
「それともうひとつ私魏王司馬懿はこの三国同盟を破棄させていただきます」
司馬懿は不適に笑い三国同盟の破棄を求めた。
「司馬懿貴様自分が何を言っているのかわかっているのか?」
周瑜は声を荒立てた。
「もちろんわかっていますよ、十分なほどにね」
司馬懿は微笑を崩さなかった。
「司馬懿君はなぜ三国同盟を破棄するんだい」
朱統は司馬懿に言った。
「私はこの国を支配したいそのためにはあなた達は邪魔なんですよ」
司馬懿は余裕の表情を崩さない。
「何でそんなことをするんですか?」
今まで黙っていた劉備が悲しそうな声で言った。
「私はただこの国を支配したいだけですよそれ以外はありません、さて、蜀と呉には消えていただきましょう」
司馬懿が指を鳴らすと大広間の扉が閉まり二国の将たちを閉じ込めた。
「やれやれ最初から僕達を閉じ込めて一網打尽にするのが目的のようだね」
朱統は笑いながら剣を抜いた、すると魏の将達も武器を構えた
「龍、私たちも加勢するわよ」
孫策たち呉の将達も武器を構えた、そのとき。
「そこまで(や)(なの)」
天井から魏の将の李典と于禁が魏と二国の間に飛び降りてきた。
「真桜、沙和!?」
朱統たちが二人の真名を呼んだ。
「春蘭様たちは司馬懿に操られとるんや」
真桜が朱統に言った。
「それを信じろと?」
朱統は真桜たちの目をじっと見た。
「わかった、信じよう」
朱統は真桜の言うことを信じた。
「なあ、言うといてなんなんやけどなんで信じたん?」
真桜は朱統に自分達を信じたわけを聞いた。
「目と気を探れば嘘をついているかついてないかぐらいはわかる」
朱統は真桜たちをまっすぐ見て答えた。
「さて、ここを乗り切るとしようか」
朱統達と真桜と沙和は武器を構えた。
かつてない戦いが始まろうとしていた。
今回もそんなに長く書けませんでした次の更新は明日の予定です
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