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14「にゅーいん」

亡くなった白血病ユーチューバーの「にゅーいん」被災地の子どもたちを支援する基金に9000円寄付したのを見て、自分も生活保護だけど、同じ9000円を「国境なき医師団」に寄付しました。


にゅーいんが俺に募金する勇気をくれた。


気持ちが変わらないうちに、急いで寄付しにコンビニまで行きました。


寄付しようか、自分のために使おうか迷ってしまうことばかりだったから。


最も弱い者のために生きたい。


自分がお菓子やジュースなどに浪費するくらいなら、弱い者を助けることにお金を使いたかった。


家族には内緒にしてる。


バカにされるし。


母親は怒るだろうけど。


しかし、人のために生きてみたかった。


俺にはとても勇気がいた。   


今まで9000円も寄付したことはなかった。


9000円は俺にとって大金だから。


でも、ソワソワ気持ちが落ち着かないまま、寄付しに行った。


にゅーいんのおかげで寄付できた。


にゅーいんはいつも俺に元気をくれた。


だから、にゅーいんに恩返ししたかった。


にゅーいんがいたから、国境なき医師団を助けられた。


微力でもいい。


働いてない、働けない俺の大きな一歩だ。


にゅーいん君。ありがとう。


にゅーいん君にいつも救われている。


にゅーいん君はいつもここにいる!




追記



本当は能登の被災地に寄付する予定でコンビニのATMに行ったけど、


タッチパネルに能登寄付の表示がなく、ここからは寄付できないと分かった。


しかし、今、無理やりでも寄付しなければ、気が変わり、二度と寄付はしない、できないと感じたから、とにかくどこでもいい。社会に役に立てるように寄付しよう。


と、国境なき医師団に決めた。


小澤総業の小澤辰矢さんが


「可哀想と思っても、何もしないで通り過ぎるくらいなら、可哀想とか思って欲しくない」


と言っていた。


俺は夜、布団で能登の被災者たちを想って哀れみの涙を流した。


しかし、小澤辰矢さんの言っていたように、


「何もしないなら可哀想とか思うな」


という言葉が頭から離れず、最近は、能登に寄付しようか迷っていた。


人のためにお金を使うか、自分のためにお金を使うか。


金持ちじゃない生活保護者の俺が寄付するのもどうか。


迷っていたんです。


次は必ず能登の被災者のために募金をしてみようと想います。


あの夜、能登の被災者を想い、流した涙を無駄にしないように。




追記2



自分で働いて稼いだ金じゃないから、9000円を国境なき医師団に寄付しても、嬉しさは半減する。

自分で働いて寄付すればよかったんだろう。

しかし、俺は働くことが難しい。

統合失調症だ。中卒だ。体重150キロだ。

シャワー、歯磨きすら苦痛で週に1回とかになってる。

床屋行くのすら物凄く苦痛だ。

希死念慮にもよく悩まされる。

強い薬を毎日大量に飲んでいる。

眠気や怠さもある。

行動力がなさすぎる。

働けない。

金稼げない。

だから、生活保護を受給して生活してる。

人の金で寄付したから。

自分が喜ぶ資格はない。

しかし、自分が社会の役に、人の役に、弱い者を助けるためには、

これしか方法はなかった。

自分で稼げないなら、社会貢献なんて考えなければいい。

もう、しない。

一生に一度のわがままだった。

本当に人の役に立ちたいなら、働け。

そう自分に言い聞かせてるが、

働くことができない。

精神が、性格に問題がある。

長い髭を剃り、散髪するための床屋に行くのを想像しただけで、気分が苦しくなる。

髭剃り、洗顔、シャワー、歯磨きすら当たり前に毎日できない。苦痛だ。

自分のことすら満足にできないで人どころじゃねえよな。

今回の国境なき医師団に9000円寄付したのは、自分がしにたいと思わずに、少しでも困っている人を助けられたんだと救われたいし、大好きな癒しのにゅーいん君と繋がりたかったからだ。

無駄ではない。

国境なき医師団に少しでも力を貸せたかもしれないから。

自分の金じゃなかったとしても。

年1回のおこづかいから寄付したから。

これしか困っている人を助ける方法がなかった。

少しでも、自分の菓子、ジュースなどに使えた9000円が、

困っている人に使ってもらえるように。

祈ってます。



追記3


年1回、母親からもらえる1万円の小遣いの中から9000円を困っている人に寄付した。


自分のために使えば、たくさんの物が買えたのにね。

しかし、そんなことがちっぽけになるほどの

見返り、メリットがあった。

大好きなにゅーいん君と同じ行動ができ、心で繋がれた。

それが一番嬉しかった。

形はどうであれ、困っている人を助けることができた。

「運転者」という本に、運はポイントカード。

貯めて、初めて使える。

僕は運というポイントカードを貯めたんだ。

韓国ドラマ「トンイ」 最終話 「民のために」で

トンイ「最も弱い者のために生きたいのです」

というセリフが大好きです。

いつか、弱い者を助けたいと。

今回、自分の夢がひとつ叶った。

人を助けられて、自分も助けられた。

一石二鳥だから、本当に寄付してよかった。







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