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最終話 エピローグ

◇ライトバン車内(ハルトの運転)


 ───マスターが目覚める


「マスター、気が付いた?」

「ああ、ハル。子供たちは大丈夫か?」

「大丈夫、レイコさんも子供たちもいるよ、子供たちは眠ってる」

「ハルが守ってくれたのか?」

「そうよ、ハルちゃん強いのよ、覚えてないの?」

 レイコがいった。

「ああ、恥ずかしい事に最初の一撃で意識不明だ」

「ん、ハル、車運転できるのか? どこに向かってるんだ?」

「僕の職場だよ、施設でしばらくかくまって貰おうとおもう。店にはもう戻れないよ」

「そだな、この車ももう廃車だな、フロントガラスも割れちゃってるし」

「しかしよくあいつらに勝てたな」

「僕にもよくわからない」

「でもおかけで助かったよ。すべてハルのおかげだありがとう」

「最後は黒服隊がきたからみんな逃げっちゃったんだよ」

「そうか、もっと早くに来てほしかったな」

「これからどうするかな、店はおそらく長くは続かなかったらあきらめもつくけど」

「まあ、なんとかなるんじゃない?」

「そうだなこうして生きてるだけで十分だ」

「マスターもケガしてるし少し休んだ方がいいよ」

「うん、これからの事はゆっくり考えよう」

「しかし、やつら子供の臓器まだ狙ってるんだろうな」

「ゆるせないね。なんとかしたいけど」

「この事件にはいろいろ裏がありそうだしな」

「もう着くよ、センター長のモリタ先生にはさっき電話で事情話してるけど、協力してくれるって」


◇ハルトの職場に到着


「みなさん、大変な目にあわれましたね、ハルト君から大体の事情は聞いてます、おちつくまでここでゆっくりされるといいですよ、今後のことは明日ソーシャルワーカーに相談されるといい」

「なにからなにまですみません、モリタ先生。お世話になります」

「ご主人はかなりケガしてますね、治療が必要だ。このあと医務室で見てもらいましょう」

「ああ、ハルのほうがひどいケガしてるんじゃないか?」

「おい、ハル……」

「ハルちゃんソファーで眠っちゃってるよ」

「そうか疲れてるんだろうな。オレたちを安全な場所まで連れてきてくれて」

「それで安心して疲れがでたんでしょうね、あとで子供たちと一緒にベッドに運びましょう」

「それではいったん私は失礼します、今夜はひとまずゆっくりしててください」

「先生、すみませんありがとうございます」


「ハルちゃん、気絶してる時おかあさんの夢みたんだって。おかあさんがあなたは強い子だから子供たちを守りなさいって、そしたらすごく元気がでたんだって」

「そうか、はやくおふくろさんに会えるといいな」

「きっと会えるわよ……」


 ───ハルトの寝顔 


マザーレスチルドレン 東和食堂編【完】


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