EPISODE001 一刀両断
ども、アイニです。
前書きです。w(見れば、わかりますよね〜)
ん?なんか、言いました?
じゃ、じゃあ〜、本編に行きましょか〜。
帝国暦652年。
荒野の中にあるオアシスを利用した街は数日前から、ゴブリンとハイオークの混成魔物群に支配されていた。女共はハイオークに慰み者にされて自殺していく一方で、ゴブリンロードによって街中の子供や男共は食料にされる。
「オークキング様、モウコノ街ニハ、食料ガイナイデス!」
「ムゥ・・・。 ナラバ、他ノ街ニ向カウゾ」
「ハハッ・・・!」
人骨で造られた趣味の悪い玉座に座っているのは、魔王軍第5魔物混成部隊隊長のオークキングゥアだ。僕のゴブリンが顔をあげると同時に、さっきまで黄ばんだ歯を見せて嗤っていた魔王軍第5魔物混成部隊隊長のオークキングゥアが頭部を半壊させられた状態で後ろに倒れている状況だった。
「エ・・・? オ、オークk――?」
その時、ゴブリンの頭も青い血を首から出しながら吹き飛んだ。前のめりに倒れたゴブリンの背後には、銃口から細く白い煙を出しているSCAR-Hとそれを立射で構えている一人の青年の姿があった。
「・・・まぁ、こんな物かな?」
何故この街に居るのか?答えは簡単、単純明快。荒野で道に迷った訳では無く、ギルドから緊急討伐依頼がコルクボードに貼られていたので来ただけである。
「えーっと? ハイオーク5体とゴブリンロード2体にその僕であるゴブリン30体で、2金貨。安すい依頼だな・・・」
依頼主は、この街の領主さんだっけ?まぁ、多分。殺されているのだろうなぁ~。
ちなみにゴブリンは7,62ミリ×51NATO弾を使用するSCAR-Hで殺したが、人骨の椅子で背もたれに身体を預けた状態で頭部が半壊しているオークキングゥアは2キロメートルも離れた荒野から狙撃した。使用したのはBARRETT社のM107対物狙撃銃で、弾薬口径は12,7ミリ×99NATO弾を使用している。
しかし、その一部始終を見ていた者がいた。金髪青眼でAランクを示す赤の指輪を右手の小指にしていた。彼女の名前は、リリー。3人からなるAランク冒険者チーム【赤輪の命知らず】の偵察を務めている盗賊だ。
「――そんな・・・、オーシスが奪還されている・・・!」
遠くから青年の声色が、うっすらと聞こえて来た。
「――さてと、そこで盗み聞きしている人に言うよ。 俺は、アサルターだ。補足としては、孤独で現在Eランクの冒険者さ。 それに、俺は神出鬼没だからまた会えたら・・・ラッキーだね」
しかし、俺の本当の冒険者名はGODZILLAだ。だが、ランクは嘘を吐いていない。現に指輪はEを示す黄色だ。
だが、俺はしゃべり過ぎたようだ。目線を彼女に合わせると、短剣を逆手持ちにして100メートルの距離に迫って来ていた。
「――はあぁぁっぁあぁ! ≪刺突斬撃≫!」
だが、甘い! そう簡単に俺の首を狩れると思わない事だ。
「フッ・・・! そのスキルは存じないが、勇気があるね? じゃあ、応戦するとしようか」
SCAR-Hを即座に背後に現れた魔法陣で構成した異空間に投げ入れるように収納すると同時に、刃渡り約60センチメートルの黒い刀身の片刃中剣の柄を握り取り出す勢いで「≪一刀両断≫!」と言って彼女の脳天から大地までを綺麗に割った。
「・・・!」
「馬鹿正直に正面から来るからだよ。 まったく・・・」
彼が黒い刀身の片刃中剣を鞘に納め彼女を背後に向き直り一歩目を踏み出すと、イワシの開きのように二つに割れてそのまま左右対称で彼女が倒れた。
GODZILLAがその場を離れて、数分後。
リリーの帰りが遅いことを心配した【赤輪の命知らず】のメンバーが脳天から二つに割れた彼女を発見し所属している街のギルドに報告後、犯人が分かるはず無いので後日GODZILLAがギルドを訪れると、懸賞金になっていた。
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