マジカル☆リンちゃん:『マジカル☆リンちゃん、かんいっぱつ!』
「きゃあっ」
ずさささ、と地面をころげるリンちゃん。
「ふははは、『マジカル☆リンちゃん』も、これでおしまいだ」
地面にたおれたリンちゃんに向かって、ゆっくり、ゆっくりとちかづいてくるダイヤモンド伯爵。
伯爵が、空に向かって両手をかかげます。
すると、空に、大きな大きなダイヤモンドのかたまりができあがっていきます。
「そんな……」
「つぶれてしまえ!」
ぶん、と両手をふりおろす、伯爵。
大きなダイヤモンドのかたまりが、リンちゃんに向かっておちてきます。
リンちゃんは、なすすべがなく、ぎゅっと目をつむります。
……リンちゃんは、からだになにかがぶつかるのを感じました。
でもそれは、かたいかんしょくではありません。
それに、上からおちてきたものじゃなくて、
横から、がばっと、だきかかえられるような、かんしょくでした。
どおおおおん、と、おもいかたまりが地面にぶつかる音がしました。
リンちゃんは、ゆっくり、目を開きます。
「だいじょうぶか、リン?」
リンちゃんの目の前にいたのは、
リンちゃんのおさななじみの男の子、きょーいちくんでした。
「きょーいち?」
伯爵のダイヤのかたまりがおちてくる、すんでのところで、きょーいちくんがリンちゃんをだきあげて、助けてくれたのです!
きょーいちくんが助けてくれなかったら、リンちゃんはダイヤにつぶされていたでしょう。
かんいっぱつ、でした。
もういよいよ終盤です。




