第1話 夢にまで見た異世界へ
処女作なので誤字、脱字等、報告お願いします。
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よく、修正されることがあるかと思います。
目覚めると、金髪の若い女性が俺をのぞき込んでいた。
美少女……いや美女と言って良いだろう。
(誰だ?)
隣には、同じくまだ年若い茶髪の男性がいて、ぎこちない笑みを俺に向けている。
強そうでワガママそうな男だ。筋肉が凄い。
茶髪でワガママそうとか、
そういうDQNっぽいのは見た瞬間に拒否反応が出るはずなのだが、不思議と嫌悪感はなかった。
恐らく、彼の髪が染めたものではないからだろう。
綺麗な茶髪だった。
それよりも今俺はどこにいるんだ……
意識が覚醒する前の記憶を辿るが、どうにもハッキリしない。
色々と考えてみようとするが、あまりに辛いこの状態に思考が纏まらない。
体を動かそうとするが上手く動かない。
目を開けようとするが、何故かそれも上手くいかない。
これはいよいよマズイ状況だと思い声を出そうとするが
「あー」
自分が出した声に驚く。
まるで赤子の様な甲高い声。
喋ろうとするが
「あうあうあー」
舌が上手く動かず、喋るという行為が出来ない。
ここまで試した所で急に感情のコントロールが出来ず泣き出してしまった。
大の大人として恥ずかしい限りだが自分でもどうにも出来ない。
なんだこれ?
なんで、なんで、なんで、こんな事になっているんだ!
もう一度、意識が覚醒する前の記憶を辿る。
確か、トラックにはねられて、真っ白な空間で意識が戻って……
そうだ! 俺は神によって、異世界に転生させられたんだった。
そうするとこの体は転生後の体。つまり、生まれたての赤ちゃんなんだ。
うぉぉぉぉぉぉぉぉ!
遂に、遂に、遂に異世界に来たんだ!