プロローグ 第3話 世界のルールとステータス そして異世界転生
前回,中途半端なところで終わったので、今回は長めになっています。
処女作なので誤字、脱字等、報告お願いします。
感想は読ませて頂きますが基本的に返信はしていません。
基本的に毎週金曜日に更新しています。
よく、修正されることがあるかと思います。
「まあ、まずお主は地球で死んだ。これは間違いない。お主も覚えておるな?」
「はい、確かに俺は死にました」
うん、間違いなく死んだよ。大型トラックのせいで。
「本来ならば地球のルールに則って……
まあ、色々とあるんじゃが、何故かお主は偶然地球とは違う世界に魂がきてしまったのじゃ。お主の世界で言う異世界と言うヤツじゃよ」
「……異世界?」
「そうじゃ。こんなことは初めてじゃ。一度来てしまった以上戻すことも出来ない。こちらの世界で転生することになるのじゃよ」
……マジか!
現実に異世界転生する日が来るとは・・・
「科学はあまり発展しておらんが、代わりに魔法と言うのがある世界じゃ。少し魔物というのもいるが大丈夫じゃよ」
「・・・魔法か」
「大丈夫じゃよ。貴重なサンプ・・・実験・・・初めての異世界人なのじゃ少しくらい過ごしやすくしてやるのじゃ」
「今サンプルとか、実験台とか言おうしましたよね?」
この人笑顔で何てこと言うんだ!
「気のせいじゃ。とにかくお主はこれから転生するんじゃよ。これは避けられん」
「その、過ごしやすくとはどんな?」
「結構切り替えが早いの」
「まあ、そんな性分なので」
よっしゃー! 異世界で魔王をたおしたり、無双したり、ハーレム作ったりできるのか、・・・
「一つ、言い忘れておったが、、魔王は千年以上も前に倒されて、それ以来復活しておらんからな」
「……わかりました」
「それでは、転生先はどんな感じにするか決めるとよい。世界に影響を及ぼすような能力はみとめられんからな」
話からしてある程度のことなら認められるってことか!
そうするとまずは世界事典だよなぁ・・・ 世界事典があればたいていのことはできるからなあ……
そして何と言っても創造魔法でしょ!
これがあれば何があっても大丈夫だし、絶対に勝ち組になれる!
よし! この二つを、まずは頼んでみよう!
「ええと、まずはそうぞ・・・」
「ああ、創造魔法は神以外には使えんからの。代わりに、建築・生産魔法をつけておいたぞ」
やっぱり創造魔法は駄目だったんだ・・・
そもそも、建築・生産魔法って何なんだろう?
「ああ、そのことなんじゃが、建築魔法はその名の通りたてものを建てる魔法じゃ。建物の総面積によって使用する魔力の量は変わるからな」
「それと、生産魔法は建物以外の小さいものを作ることができる魔法じゃ。魔力を多く使えば量産が可能という優れものじゃぞ」
おお、これはすごい! でもこの爺さん、創造魔法を生産系魔法だと思ってるな……
「あと、世界事典なんじゃが……」
ああ…… 世界事典も駄目なのか……
「世界地図もついでにつけておいたから落ち込むでない」
おお! 世界事典にグー〇ルマップが付いた! 異世界でグー〇ルマップを使うことができる日が来るとは!
「・・・と、まあ、ステータスの話はこの辺にしてお前の転生先について話すとするかのぉ」
まさか死にかけた爺さんに転生するとか言うんじゃないよなぁ……
「今回、転生してもらうのは、辺境伯の次男じゃ。そこの長男、つまりお前の兄となる輩は、当主になると戦争を起こすことになっているからのぉ。お前には戦争を止めてもらいたい。もちろん方法は自由じゃぞ」
うわー・・・ 貴族で辺境伯だと思ったら、まさかのトラブル関係かよ……
「しかし、平和になったあとはお前の好きなように生きていいぞ。別に、ハーレムを作ろうとお前の自由じゃ」
おお! 夢にまで見たハーレムを作れる可能性があるのか!
「あと、アドバイスなんじゃが、長男とはきちんと決着をつけた方がいいぞ。あいつはかならずお前を殺しに来るからな」
「わかりました。善処します」
「それでは、他に聞きたいことはないかのぉ…… なければ、今からお前の頭にこの世界の知識を送るぞ。ちょっと激痛が走るが我慢せぃ」
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」
ヤバイ! 人生で二番目に強烈な痛みだった…
「では、異世界に転生するぞ。
餞別として、鑑定<全>を、ステータスに入れておいたから、きちんと後でかくにん確認すると良い。
あと、身を守れる程度の魔法なら使えるようにしといたからな。
儂からのありがたーいプレゼントじゃから、有効につかうんじゃぞ」
それよりまだ痛みがぁ……
「あと、記憶はこの世界の基本的なものだけじゃ。他のことは自分で調べるんじゃぞ」
ちょっと まだ心の準備ができて・・・
「それでは転生するぞ。二度目の人生じゃ。好きなように生きろよ! 目的を忘れるでないぞ」
その声と同時に、目の前が真っ白になり、急激に意識がなくなっていく
「・・・言い忘れておったが職業はすでにきまっておるからのぉ-!」
後から言うことじゃねーだろ!
それと全く自由じゃねえじゃねーか‼