魔法少女カズヒコwith顔面機兵ハゲ・マッチョ プレ版
とある魔法世界【マジカリアン】が次元を超えて地球に侵略してきた‼。何処が気に入ったのか【マジカリアン】の首領は、手始めにI県の微妙に南端にあるM市を支配するとのたまった。
住みよい街2017年調べナンバー1都市M市を守るのは、たまたま駅前をぼけぇっと歩いていた、13歳の少し不幸な女の子。近所の中学生、東群青寺 一比子だ。目の前に落ちてきた、地球の意思の代行者・モコモコ妖精のモコ少尉をぬいぐるみの落とし物と勘違いして拾ってしまったのが運の尽き。
モコ少尉に粘着された一比子は仕方なく、地球の意思の力を借り受け、魔法少女に変身するのだった。
迫りくる【マジカリアン】の怪人を魔法と物理で何となく倒したものの、【マジカリアン】幹部の魔法により巨大な姿で復活した怪人。その姿になすすべなく倒されてしまうのか・・・
モコ少尉「カズヒコ、機動兵器を召喚するんだ‼」
カズヒコ「えっ?これ魔法少女モノじゃないの?」
モコ少尉「五月蠅いっ‼とっとと召喚せんかぁ‼」
カズヒコ「え~~~~。じゃあ、機動兵器召喚っと」
そして召喚される機動兵器。その姿は…巨大な首から上の頭部(厳つい筋肉+スキンヘッド)を担ぐ4体の人型ロボットだった。
召喚された巨大な頭「ま゛っ‼」
モコ少尉「素晴らしい‼ これぞアトランティス科学の産物、【顔面機兵】。しかも最強クラスの機兵…M型だ。やるじゃないか‼」
召喚された巨大な頭「ま゛っ‼」
カズヒコ「いやいや、どう見ても巨大な顔だけマッチョの石像でしょう?手も足もないよ」
モコ少尉「何を言うか‼ M型を担いでいる4機の人型兵器が変形して、M型の手足になるんだ」
カズヒコ「…それって顔面意味なくない?」
モコ少尉「馬っ鹿もぉぉぉぉぉん‼そこには古代アトランティス人の夢とロマンが詰まっているのだ。それを意味が無いとは何を考えておるかぁぁぁぁぁ‼そもそもアトランあqwせdrftgyふじこlp;@:zsxdcfvgbhんjmk、l」
カズヒコ「やべっ、地雷踏んだかもっ」
気が済むまでまくしたて肩で息するモコ少尉を余所に、召喚した顔型機動兵器を見上げ絶望に暮れるカズヒコ。しかし敵は待ってはくれない、巨大な体で迫りくる。
付近の建物を壊しながら、巨大な腕をカズヒコに振り下ろしてくる。いけないっ、このままじゃイオ〇タウンが被害を受けてしまう。建物自体はどうでもいいけどあそこの中のユニク〇がなくなってしまったら何を着ればいいの?ゲームセンターがなくなったら、何で暇つぶせばいいの?
刹那、顔型機動兵器の額がひかり輝く。
顔型機動兵器「ま゛ぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」
カズヒコが水晶状の光に包まれ、顔型機動兵器の額に吸い込まれる。
カズヒコ「ぎに゛ゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」(涙目大混乱
カズヒコが顔型機動兵器の額の中に吸い込まれた直後変化が起きた。
顔型機動兵器「ま゛ぁぁぁぁぁあぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼」
叫びとともに顔面機動兵器の目が開き、目から光があふれる。顔面機動兵器を担いでる4体の人型機動兵器が一斉に動き、大空に顔面機動兵器を放り投げる。
それぞれ謎の光りに包まれた人型機動兵器が、顔面機動兵器に向かい飛び上がる。
それぞれが四肢に変形し、右腕・左腕はこめかみの後ろあたりに、右足・左足は変形した首の付け根あたりに接続されていく。その間、わずか4秒。
光りを打ち消し地上に降り立つその姿は、まさに禿げた一頭身のマッチョ!しかもなぜか全身テカテカでダブル・バイ・セップスのポーズを決めている。まさにmacho型にふさわしい登場シーンである。
カズヒコ「…もう自棄だ。お前の名前は顔面機兵ハゲ・マッチョだ‼」
顔面機兵ハゲマッチョ「マ゛ッ‼」
カズヒコ「行くぞハゲ・マッチョ‼」
顔面機兵ハゲマッチョ「マ゛ァァァァァァァァァァァァ‼」
カズヒコ「いちいちポージングすんなぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
此処に、魔法少女カズヒコと、その操縦機…顔面機兵ハゲ・マッチョとの、暑苦しくも喧しい戦いの火蓋が切って落とされたのだった。
おっと、顔面機兵ハゲ・マッチョはワセリンでコーティングされているから火気厳禁だぜ。
思いつきでつい書いてしまいました。
面白いとの言葉をいただければ、そのまま連載版を作るかもしれませんが、
あまり期待はしなしでください。