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赤いベンツ  作者: naomitiara-tica
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離婚

この物語はすべて創作です。モデルはありません。

ミツキが離婚したのは33歳、長男が10歳、長女が8歳、末っ子が3歳の時だった。



ミツキは地方の、いわゆる土建屋の一人娘で、親方である父親は何人もの職人を抱え、通いのお手伝いさんもおり、この世の春で生きて来た。



贅沢は当たり前、周りの人間が自分の要求を飲むのは当たり前だった。



そんなお嬢様奥様のミツキが何故、離婚しなければならなかったかと言うと、単純に夫が浮気したからだ。



お嬢様と結婚したマスオさんのような夫の浮気は別に珍しくもないだろう....

が、ミツキの父親が婿の浮気の現場を見つけて、鉄砲を突き付けた。すると揉み合いになり、鉄砲は発泡しなかったが、父親の心臓がショックで爆発してしまった。



父親は心臓が悪かったため生命保険に入っておらず、多額の借金に追われた会社はあっという間に倒産に追い込まれた。



しかも、ミツキの夫は、ミツキの父親に散々世話になったにも関わらず、邸宅を建てて貰ったにも関わらず、ミツキ家族を捨てて、あっさりと愛人のもとへ走った。



ミツキに残ったのは、元夫名義の邸宅とその莫大なローン、育ち盛りの3人の子供、会社を畳んだ時の数百万の金、一文無しになった金遣いの荒い能無しの母親だけだった。



33年間、人を使う側の親の庇護の元にいた人間が一夜にして、苦労を背負う側の人間になったのだ。

贅沢に育ったミツキが離婚。さてますばどうやって人生の荒波に乗り出すのでしょうか?

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