誕生日
小説家になろうに投稿したのは始めてですが、小説自体を書くのは数えきれない程あります。全てが途中で投げ出されてます(涙目)。
まだ日本語が間違っていたりするかもしれないです。
戦闘世界はすごく昔にこういう話で…と頭の中だけで作った話ですので、設定や話自体がおかしかったりするかも知れないですが、最後までみていただけたらなと思います。
…とか言って最後まで書かないのが私(涙目)。
気がつけば私は横になっていた。
恐らく天井を向いているのだろう、しかし天井は黒く、息をする度に臭う硫黄のような臭いは鼻を刺激した。
いつもはこんな朝じゃない。私の部屋はこんなものではない。
ではなぜ?
別に今生まれたって訳でもなさそう。あぁまた今日が始まるんだ。みたいな感覚だ。
昨日の記憶は全くない。一昨日も一週間前も一年前も生まれた時も。
そもそも私はこの世界のモノなのか?
自分に問うが返答は勿論ない。自分でも分からないからだ。
起き上がる気力が全くない。全身に力が入らない、怠い感じというか。
「…あら、……の」
ふと聞こえる声。何を喋っているのか分からない。どこから聞こえるのかも分からない。
首を動かそうとした時だ。その声の主だと思われる人物が顔を覗き込むかのように見てきた。
現れたのは長い金髪の美しい女性だった。美しいだけでは収まらない程だった。
「驚かせちゃったならごめんね。」
少しはにかみ、彼女ははっきりとそう言った。
「あの…ここは…。」
自分でも吃驚する程小さな声で問う。すると彼女は周りをきょろきょろした。
「ごめん…実は私も長年ここに居るんだけど、よく分からないんだ。」
そうか、と言うと、彼女はついてきなさいと言うもんだから、私は今日起きて始めて地面に足を着けた。
「初めまして。私、エアル・ヴィクトリアです。この世界は大まかに『空族』『土族』『火族』『氷族』に分けられる人種が住んでるの。
私はなぜかこの世界の…まぁ王女?みたいな人でね。
どこにも分類されないから『中族』って言う人種なんだ。
空族は黄色や白の髪の人が多くて土族は黒や茶色の髪、火族は赤の髪、氷族は青の髪。あなたは髪が赤いから火族です。」
なかなか理解できない説明をされた。突然そういうことを説明されても困る。
「因みに火族が一番適してる環境は西、氷族は反対の東、空族は北、土族は南。あなたは火族だから東に行くとほとんど自殺行為に近いことしてるからだめだよ。」
「な…なるほど…?」
どうしてもクエスチョンマークがついてしまう。
「まぁ、これから慣れていけばいいのよ。」
といって彼女は歩み出した。
「あの!」
先ほどから気になってたことがある。
「この世界ってどういう世界なの…」
昨日も一昨日もここで過ごした感覚ではない。
「うーん…。まぁ簡潔に言えば戦争が激しい世界だね。剣を持って浮いたり魔力的なの使ったり。恐ろしいことには変わりないからね。」
「じゃあなんで私がここに居るの?」
ヴィクトリアは振り向いてこう言った。
―「あなたは選ばれたから」。