一日目。最終日3
「願いを叶える箱庭にようこそ。わしのことはガードナー とでも呼んでくれ」
またはじめに戻ってる。
「ゲージにもう一度会いたいのだかな。わしはここを離れられんし、来ぬし。昔は我が子のように可愛がっていたと言うのに」
またガードナーがブツブツ言っている。最初は周りを見渡す事に意識を持っていかれて聞いてなかったようだ。
午前10時
屋敷の方からサポーターがやって来た。また、お迎えと言うわけだ。
「お客様。わたくしの事はサポーターと御呼びください。 では、屋敷の方に案内します」
はいはい、案内されますよ。
午前11時
屋敷の広間ではプロジェクターが椅子に座ってくつろいでいる。
「あまりなんもない屋敷だが、くつろいでくれ。俺の事は プロジェクターとでも呼べ。サポーター、中庭にでも案内 したらどうだ?」
「了解しました」
二人が会話している間に紅茶の缶を持っておく。確か手紙にそんなような事が
正午
そして中庭。庭の真ん中にゲージの箱が落ちている。
「うむ、どこかで見たような箱ですな」
拾う。中を見てみると破って入れた手紙が入っている
午後2時
「ここは資料室でございます」
手紙が片方無くなってる。そりゃそうか
午後4時
「はて、教授が御亡くなりになられてからどれ程過ぎたの でしょうな」
またかよ
「おっと、すみません。教授はこの屋敷の主人でございます。もう一度会いたいのです、それがわたくしとプロジェクターの願いです」
ん、プロジェクターの願いか
午後6時
ゲージとぶつかって
「あら、お客様かしら。私はゲージと名乗ってますわ。あっ、私の箱返して」
箱を奪い取られて走っていった。
「あれはゲージの箱でしたか」
そうだね
午後8時
地下への階段を見ると、既にペンキだらけの状態になっている。
「少々お待ちください」
今回は着いていく。
「教授。まさかこんなところでわたくしの願いが叶うとは。」
とかサポーターが言ってる間にテーブルの上のカップに紅茶の葉を入れておく
午後10時
プロジェクターの所へ戻る。
「ペンキ、足につけて来たのか」
つけてきましたとも、つけてきましたとも
「全く」
プロジェクターはペンキの足跡を辿って行った。そのあとを着いていく
午後12時
地下にたどり着くと。プロジェクターがテーブルの上のカップを持っていた
「教授、おまえに会えた気がするよ。何か願いが叶ってしまったな」
意識が暗転する