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オロチノモノガタリ Chapt 7



 *巨樹と異形*



 スカンジナ。極北死海に最も近いとされている極寒の地。氷河が大地を削った証である

フィヨルドと呼ばれる地形が内陸に向かって果てしなく続いている。海から入ってくる海風がフィヨルドの奥に進むにつれ強風となり、氷河がなくなった今でも大地を抉る程の勢いでその大気のエネルギーを海面に、岩肌に、山肌に叩きつける。幾つものフィヨルドが集まった奥の奥、フィヨルドの最奥に山で囲まれた広大な盆地があり、その真ん中にそれは存在した。

 圧倒的な存在。見た瞬間樹木であるのは解るがそのスケールが余りにも…

 巨木、巨樹、神木、神樹……それらをすべて足しても表現しきれない程の圧倒的な存在。直径何キロあるか想像もできない程の根元。そこから空に向かって延びていく様はまるで天空を支える柱のごとく。その様は幾重にも重なった柱の束の様でもあり、一本の木の様でもあり。巍峨(山や建物などが高くそびえ立ち威厳のある様子)と言う言葉があるが、まさに。周りを囲む山々は山頂2500メートル級の山脈であるがそれらを軽く凌駕するほどの高さがある。

 ただ、その色は……

 白銀。白に限りなく近い白銀である。その巨樹は天空に伸びた枝に一枚の葉も見あたらない。まるで天を支えるがごとく枝が広大な広がりを見せる様が、根元の広がり方と相まって天と地を結び付ける役目を神から与えられた存在、そう思わせる程の荘厳な巨樹。

 時折周りのフィヨルドから集まってきた風が重なり合って山肌や巨樹に当たり上昇気流になる。その際巨樹の幹を撫で上げ、枝を引き千切らんばかりの勢いで揺らす音が…


ごうぅぅぅぅぅ  ごうぅぅぅぅぅ


周りの極寒の景色もあり鬼哭啾々、霊魂が凄まじく恐ろしい叫びをあげているように感じてしまう。

 巨樹の根元の辺りはいくつものフィヨルドの合流地点の様になっていて、巨樹の根元で入り江の様になっていた。その入り江に面した巨樹の根本部分は大きく空洞が開いていて巨大な洞の様になっている。


パタパタパタパタ


フィヨルドの海の上を聞き覚えのある音を立てて何かが接近してきた。ドライアゴレムである。見える中で五体程のドライアゴレムが巨樹に向かい飛行してきた。海面から50メートルくらいの低空である。…胴体にあたる部分が妙に膨れているが。そのドライアゴレム達は巨樹の側まで来ると周りから集まる上昇気流に乗って急激に高度を増した。それと同時にドライアゴレム本体の下の方から何か…槍?先の方が鋭角な刃物のような形で、その柄の部分はコイル状の渦巻きの様になっている突起物が本体の下部からあらわれた。そのままドライアゴレムは1000メートル近く高度を上げただろうか。そのあたりで急にすべてのドライアゴレムの飛行羽根が切り離された。


パキパキパキ  ごうぅ!


各核に自由落下し出す。…槍の様な突起物を下に向けてもの凄い速度で。


ドスッ!  ズズンッ!!


あるものは巨樹の根本に、あるものは巨樹の周りの地面に突き刺さる。地面はともかく巨樹の根元に当たった物も弾かれることなく巨樹の幹や根に突き刺さった。


ぎり ぎり ぎり


槍の様だった突起物がさらにドリルの様に回りながら地に、幹に、根に食い込んでいく。完全に食い込み、安定するとドライアゴレムは白化しだした。みるみる白くなり巨樹の色に近づいていく。…そして、その白化したドライアゴレムの様子が…


ぼこっ ぼこぼこっ


地面に突き刺さったドライアゴレムの根本から四方に向かって土が盛り上がっていく。急速に根を張り出している様な動きだ。巨樹の根本に刺さった物は…


どくんっ どく


巨樹と同色に白化した後まるで内容物を巨樹に注入しているかのように巨樹の付属物と化した身体を蠢かせる。異様ではあるが昼夜を問わずこの地で行われている光景。その光景を少し離れた場所から胡乱うろんな目で見ている者があった。

 この者、立ち姿は人間の様ではあるが全身漆黒の羽毛に覆われている。背中には大きな羽根が二枚、足は鳥類の特徴である鱗に鉤爪。しかし両腕もあって体の前で腕組みをしている。その腕も漆黒の羽根がびっしりと生えており、人間の手ではなく鉤爪となっていた。

 顔は…カラス。ワタリガラスに酷似していて大きな嘴があるが、目が明らかに鳥類ではない。人間の様な構造になっており明らかにいぶかしげな表情をして巨樹の根元の方に目をやっていた。


(…何時までこんな馬鹿げたことを続けるんだ…)


その目には人間特有の猜疑心、憤怒、蔑み…そう言った負の感情で黒く染められていた。


       *


 その空間は洞と言うにはあまりに荘厳だった。高さが50メートル以上ある空間に明らかに本体の巨樹を模した柱?が中央に作られている。その柱の側までフィヨルドの海水が入り江の様に引き込まれていてその正面に巨樹を模した柱が。その柱の周りは円環状の空間があり、のみで荒く削られたような壁が光を放っている。中央の巨樹を模した柱からは更に強い光が放たれており、巨樹にはない柱?を型取ったレリーフが十二柱。入り江の真正面にある一柱は他の柱の倍ほどの大きさがあった。その主柱は20メートルほどの高さがあるか。他の柱は10メートル程。その各々の柱の根元付近にレリーフが。鷲?正面の柱には猛禽類の鷲の胸像の様なレリーフが…

 違う、明らかに生きている。胸から上の部分が柱から突き出ているように見えていたが、その部分は柱を構成する材質とは明らかに異なっている。胸から頭にかけては白、…いや、白銀?柱から突き出している翼の部分は濃いダークブラウン。その翼からダークブラウンの模様が帯状に閉じられた目の周りまできていた。そして顔の中央下部には黒く鋭い嘴が。

 ミサゴ。猛禽類のミサゴの形であり、色である。が、明らかに大きさが違う。ミサゴは本来全長60センチ翼開長180センチくらいの猛禽類であるが、その柱から突き出ているミサゴの頭部は明らかに人間と同じ…いや、一回り以上大きい?それだけの大きさがある。


かっ


その目が突然開かれた。その目は鳥類の真円系の目ではなく明らかに意思と知識を持った人のそれ。…ただ、その瞳孔の色は銀色?灰色?どちらとも言えず混ざり合ったような色で虹彩の色は元来のミサゴが持つ黄金色では無く、濃い緑色の様に見える。


パキ パキパキパキパキッ


その者の周りから柱の表面にひびが入り出した。そして花弁が開くように下方に向かってめくれていく。全身が現れたその者は


猛禽類の頭、翼、羽毛、足先の鱗、鋭い鉤爪。全てが鳥類であることを示しているが、その姿勢はどう見ても人間の立ち姿。それに翼の他に両腕がある。人間と等しい肩があり、だらりと垂らされた両腕にも鋭い鉤爪があった。大きい。頭頂まで200センチ以上ありそうだ。


かっかっ  バサッ


全身を現したその者は柱より二~三歩前に出ると自らの翼をマントの様に前で合わせた。鉤爪のある両腕と白かった羽毛の部分が隠れ、翼の色であるダークブラウンに包まれる。すると


パキ  パキパキ  パキ


 まるでその者の出現を待っていたかの様に他の柱からも異形の者が姿を現しだした。最初に姿を現した者の両側の柱から出て来た者達はさらに大きかった。左側の柱から出て来た者は頭頂250センチくらいありそうだ。大きな体躯に精悍な顔つき、黄色い嘴、ライトブラウンに輝く羽毛、それに翼と尾羽の部分に特徴的な白い部分がある。オジロワシ。この者はオジロワシの特徴がその身体のあちこちにちりばめられている。が、主柱から出て来た者と同じく人間の立ち姿、二本の腕をもっていた。その目がかっと見開かれる。やはり鳥類ではなく人の目。しかしこの者は瞳孔は漆黒だが虹彩部分は金色に光っていた。その目が明らかに憤怒の表情に歪む。


『ニョ~~~~~ルズ!!ニョルズニョルズ!まだグラッペリンの数は揃わんのか?!何をやっている!!』


『…は、はは!軍神トール』


そう言って柱から慌てて出て来た者は…大きな頭、大きな目をもっており、虹彩が金色の目、小さな嘴、全体的に楕円形に見えるフォルム、ライトブラウンと白が規則的に模様になっている翼。キンメフクロウ。やはり両足の鉤爪の他に鉤爪のついた両腕を持っているが、全体的なフォルムはキンメフクロウである。頭頂はせいぜい150センチと言ったところであるが。そのニョルズと呼ばれたキンメフクロウの異形の者がオジロワシの異形の者の眼前にまで行くと軽く頭を垂れた。目にはわずかに狼狽の色がある。


『軍神トール、完成している物は15機、それに後僅か待っていただければ追加で5機揃えられます』


トールと呼ばれたオジロワシの異形の者は明らかに不満そうにその巨躯全体から怒りのオーラを出す。


『遅い!遅いぞ!!ニョルズ!貴様がのんびりとしている間にニンゲン共はパリスの奥に城を築きおったぞ!』


そのまま詰め寄ってくると睨みながら顔を近づけてくる。明らかに恫喝しているし、その目には侮蔑の色も濃く表れている。その並んだ姿は大人と子供の差以上に開いている。その体格差を見せつけ侮辱する意思も見て取れる。


『貴様らオウルズは闘いには役に立たんのだからそのくらいの役には立ってもらわんとな』


問い詰められているキンメフクロウの異形の者は屈辱に顔を歪ませながらも反論できずにいる。そのニョルズの反応に満足げに目尻を歪ませたトールが更に畳みかけてくる。


『そんな事では”ユーグドラ”から直接恩恵を授かる”天翔ける者”として恥ずかしいと思わんのか?ん?』


自らの加虐心を満足させるその姿はまさに傲慢そのもの。


『それ以上父を侮辱するのは許さんぞ!トール!!』


怒声を上げて二人の間に割って入ってきた者があった。丸い顔黄色い虹彩を持つ目は同じだが黒くて小さな嘴、特徴的に盛り上がっている顔の中心、さらに頭頂にはまるで耳の様に見える羽角うかく

全身はダークブラウン、ライトブラウン、白と混ざり合ってまるで気の幹の様にも見える。トラフズク。この者はトラフズクの異形の様だった。羽角をピンと立てて明らかに激高している。大きさはニョルズとほぼ変わらない。両翼を目一杯広げ明らかにトールを威嚇している。黄色の瞳は憤怒の色に染まっている。ただ、悲しいかなこの者は翼を目一杯広げてもトールの首の高さまでにも届かない。その様子がトールの加虐心をさらにくすぐったようだ。


『フレイ、貴様もな、父親と同じで戦場では何の役にも立たんのだから我等と肩を並べるなどと高望みをせず親子揃って内職にでも精を出すがいいわっ!!』


『貴様っ!!』


フレイと呼ばれた異形の者が今にも飛びかかろうとした時


『待てっ!!』


神殿の様な広大な洞の中に大音声が轟いた。その声を発したのは主柱の右側の柱から出て来た者だった。漆黒に近いダークブラウンの体躯に金色の光彩を放つつ瞳、根元は黄色く中ほどから黒色に変わる嘴。頭頂から背中にかけてライトブラウンの羽毛がグラデーションの様に漆黒に溶けていく。イヌワシ。その者はイヌワシの異形の者であるようだ。鋭く意志の強い瞳でトールを睨んでいる。それに対して振り返りもせずトールが忌々しげに答える。


『バルドル、貴様に言ってるのではないっ!』


声と声のする方向で自分の楽しみを邪魔した犯人(?)を特定したようだ。怒声を上げてからゆっくり怒りの表情でイヌワシの異形に向き直る。バルドルと呼ばれたイヌワシの異形はトールに詰め寄られてもひるまない。その強い意志の籠った瞳でしっかりトールを見据えている。詰め寄ってきたトールともさほど身長は変わらない様だ。230センチくらいはあろうか。


『そんなにグラッペリンの完成が待てぬのならお前が単独で行けばよかろう?それともニンゲンが怖いのか?』


嘲る風でもなくバルドルはトール向かって言い放つ。トールの様に歪んだ嗜虐趣味は持っていない様だ。


『馬鹿言うでないっ!!ニンゲン共の百や二百捻り潰すのなど造作もないわ』


そう言うとトールは目を細めて残忍な嗤いを浮かべる。今にも舌なめずりしそうな勢いだ。


『ニンゲンどもを狩ったとてドライアゴレムが揃わないのでは”養分”にならんしな。戦場でただ腐らせることになる。そうでなければとっくにフランクなどワシが滅ぼしておるっ!!』


『うむ、ニンゲン共は虚弱なだけあって知恵が回る。ブリタニアでもプロイセンでもエルドシュテーレとか呼んでいる洞穴を掘り入口に頑丈な鉄扉を付けてドライアゴレムの侵入を阻んでいる。まるでモグラだ。”養分”の収集もままならずこのままでは我らが”ユーグドラ”の成長にも影響しかねん』


『解っておる!忌々しいブリタニアとプロイセンの人間どもめ。性懲りも無く穴倉に閉じこもりおって!あの卑しさ、反吐が出る!!』


『そう、その事態に対応すべくニョルズが考案したグラッペリンなのだ。…ならば大人しくニョルズがグラッペリンを完成させるのを待つのが筋というものだろう?』


バルドルは言い負かす風でもなく淡々と事実を告げる様に言う。それが逆にトールの反論を抑え込んでいるようだ。怒り顔で目を歪ませながらも押し黙る。


(バルドルめ、したり顔で説教なんぞしおって…)


トールの憎悪を含んだ漆黒の瞳孔が更に暗さを増していく。しかしバルドルはそんなトールの様子を意識するふうもなく後ろにいる異形に声をかけた。


『ウル、プロイセンの攻略に進展はないのか?そもそも近場で”養分”を回収できていれば余計な苦労をしなくて済むのだからな、貴様ならもう少しなんとか出来るであろう?』


ウルと呼ばれた異形は少し眉をひそめる仕草をする。この者は身体の前側が白を基調にした薄い茶色の模様。背中は濃い茶色に白が模様で入っている。小さめの嘴に金色の光彩を放つ鋭い目。体長はそれほど大きくないがそれでも180センチくらいはありそうだ。ケアシノスリ。この者はケアシノスリの特徴を多く残した異形であるようだ。


『は、バルドル殿。奴らニンゲンはドライアゴレムの飛来を察知すると方々に配置された鐘を使って警戒システムを築いている様なのです。その為ドライアゴレムがその地で狩りを始める頃にはほとんどのニンゲンがエルドシュテーレなる穴倉に逃げ込んでしまい幾らも収穫できない、という展開になっていました。いったんエルドシュテーレに逃げ込まれると頑丈な鉄扉が二重、三重に設置されていますし、ドライアゴレムの巨体ではほとんどの穴の中に入ることが出来ません。なので新しく下賜されました”地を這う者”を使って奴らの習性の裏をかいて攻めてみようかと思っています』


このウルと呼ばれた者はトール程ではないが目と表情に明らかに残忍な表情を浮かべている。そしてそのウルの言動に呼応するがごとく神殿の外からはっきりとした咆哮ではないが、唸り声のような蠢く何かの気配が…


グル グルルル  ドルルルルル


はっきりとした威嚇の咆吼ではないが、明らかに不気味な…聞く者に恐怖を伝播させるだけの凄みがある唸り声が聞こえてくる。

 …それに…入り江の様なっている神殿前の海面、否、海面下に何かが蠢く気配が…


バササッ!


突然、今まで沈黙を保っていた主柱から出て来たミサゴの異形が両翼を広げた。


……!


全員の視線がその者に集まる。異形の者達全員が意識下でこの者の動向を絶えず捉えていた…そう解釈せざるを得ないくらい全員の注目が早かった。皆一様に押し黙る。明らかに全員に緊張感が走り、ミサゴの異形の一挙手一投足を注視している。そのミサゴの異形は


『…今”ユーグドラ”にある動かせるグラッペリンを全て出撃させる。ドライアゴレムを詰めるだけ詰め』


その者の声が神殿内の空気を重く震わせる。グラッペリンと聞き、ニョルズが反応した。もともと大きな目を更に大きく見開いてミサゴの異形を見る。


『は、は?!オーディン様、グラッペリンをですか?どちらへ出撃させるのですか?』


自らオーディンと呼んだミサゴの異形に恐れを抱きながらニョルズは聞き返す。ミサゴの異形に対する恐怖心に対して、自分の扱うグラッペリンに持つ愛着心と使命感を結合させて何とか発声した、そんな態度に見受けられる。オーディンと呼ばれたミサゴの異形はニョルズの方に一瞥もくれず


『ウィタリに侵攻する。急げ』


表情を変えず淡々と口を開く。その言葉の内容を理解したのか思わず、と言った様子でニョルズが聞き返す。


『ウィタリ?!ウィタリですと?!しかしグラッペリンでアルパース山脈を越えるのは余りにリスクが…』


そこまで言ってニョルズははっとなって口を慌てて閉じる。自分が如何に無謀なことをしているのか気付いたと言った様子。彼にとって幸運なことにオーディンは気にせず言葉をつづけた。


『トールとフレイ、それにロキの三人でウィタリの攻略をするんだ。…?ロキはどうした?』


初めてオーディンの目に変化が見られた。その問いに対してはバルドルが神殿内を一渡り見渡した後目を細めて少し嫌悪感をあらわし、オーディンに正対して答える。


『ロキは…また抜け出して食い物でも漁っているのでは?』


今まで表情をあまり表さなかったバルドルが最後は吐き捨てる様に言った。そのバルドルの言葉に対して神殿内の異形の者は一様に不快感、よりももっと強い嫌悪感をあらわしている。


(食物を口にするなど…おぞましい、”ユーグドラ”に対する冒涜だ)


異形達は口々に忌避を唱える。食物を口に入れると言うことが如何に彼らにとって嫌悪すべきことなのかと言うことが解る。

 

『トール、フレイ、ロキを見つけてウィタリ攻略に同行させるのだ。ウル、ウィタリ攻略中にも”ユーグドラ”の成長を妨げる事がないようプロイセンでの狩りを強化せよ。残りの者はニョルズの補佐をしてグラッペリンの増産を急げ』


『『はっ!!』』


オーディンの号令のもと異形達の意志が一つになり神殿内の空気を震わせる。その刹那一段と強い強風が吹き、巨樹がそびえ立つフィヨルドの最奥であるこの領域を空間ごと不気味に震わせた。


           *



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