小さな喜びを見つける
毎日バタバタしとるわしじゃけど、ちょっと立ち止まってみると、日々の中に小さな喜びがいっぱいあるんよ。朝、子どもがにこっと笑うだけで、「今日もなんとかなるな」って思えるんじゃ。忙しくて見逃しがちな、そんな瞬間が、実はわしの心の支えになっとるんよね。
老健で働いとると、いろんな入居者さんと関わることができるんよ。最初は「ただの仕事」って思うこともあったけど、今はちょっとした会話や笑顔で、日々の疲れがふっとんだりするんよ。たとえば、認知症の入居者さんが、わしの顔を見るなり「おはよう、今日も来たんかい?」って言うてくれる瞬間とか、ほんまに嬉しくなるんよ。
仕事終わりに子どもとスーパー寄って、アイス買って一緒に食べる時間も、すごく大事な喜びじゃ。家で一緒に絵本を読んだり、寝る前にぎゅーっと抱きしめたり、そんな小さな日常が、わしにとっての幸せの時間なんよね。
もちろん、全部が楽しいことばかりじゃないわ。仕事でヘトヘトな日や、子どもが泣き止まん日もある。でも、そんな日でも、ちょっとした笑顔や「ありがとう」の一言が、わしの心をほぐしてくれるんよ。だから、毎日の小さな幸せを見つけることが、わしにとってすごく大事なんじゃ。
さらに最近は、自分の時間も少しずつ作るようにしとるんよ。夜、子どもが寝た後にお茶を飲みながら好きなドラマを見るとか、週末に短い散歩に出かけるとか。たった数分でも、自分のことを大事にできる時間があると、また明日も頑張ろうって思えるんよね。
子どもと仕事の間にある小さな喜び。それは、誰かに褒めてもらうような大きなことじゃなくても、心を満たしてくれる宝物じゃ。わしはこれからも、そんな日常の中の小さな幸せを大事にしながら、毎日を生きていきたいと思うんよ。