魅魔との決着
来たわね魔族共。
また君かしつこいね。
しつこくって悪かったわね。
で。今度は何?
今度こそあなたをコテンパンにするわ。
しつこいと嫌われるぞ。
まぁしつこい性格なのは認めるわ。
でも私だってこのまま帰れないの。
ここで折れる気はないと。
そうよ。
私は、馬鹿にされっぱなしは嫌なの。
それよりあんた達また制服じゃない。
相変わらず魔女には見えないわね。
今なんて言った?
だから見えないって言ったのよ。
私達の制服を侮辱するの。許さない。
喧嘩売られてる?
だって本当の事じゃん、
それぐらいにしておけ。
こんな可愛いのに
本気でぶっ潰す
あんまり挑発するな。魅魔。
むしろいいじゃない。戦い甲斐があって。
知らないぞ。俺は止めたからな。
望む所よ。
よくあの状況で生きてたものだ。
あんなにあいつら強いの?
そうとう怒ってただろう。
ボコボコにされたなお前。
くそーまだ体が痛い。
なんで私まで巻き込まれないといけないですか?
めちゃくちゃ痛いです〜
魅魔さん何したんですか?
ごめんって澪。
新しい子がいる。
黄元澪です。よろしくお願いします。
まさかここに澪がいるなんて、思っても見なかった。
なんでですか。ただ普通に歩いてだけなのに。
三人目の魔法少女か?
そうね。この子ドジなのよ。
って敵に情報与えてどうするですか?
私の事はいいんです〜。紹介しなくても
いづれ戦う相手なんですから〜。
それもそうか。あはははは。
それで、澪はなんで、ここに?
そうでした。司令から今日負けたら
魔法少女を剥奪だそうです。
えっーーまじで。本当?
はい。弱い者は不要との事で。
魔女少女ってブラックなのか?
最強であり続けるために。
澪、今あった事、司令には内緒で。
恐らく司令は一部始終を見てたと思いますが。
そんな。お疲れ様でした。魅魔さん。
待ってまだ私はやれる。やれるから。
もう終わったんです。諦めてください。
君さえ良ければ、魔王軍は君を歓迎しよう。
あんた達の力は借りない。
よく言うだろう今日の敵は明日の友と。
後悔しても知らないぞ。次はお前は救わないぞ。
落ちこぼれと言われ続けるだけだから。
魔王様言い過ぎですよ。
じゃそう言う事で。せいぜい頑張れ。
待ってやっぱり連れって。
一回断ってのに?
私が役に立つなら。
一つ言うと俺の直直の部下になるとは限らない。
なんでよ。
俺の家族の誰かかも知れないからな。
妹かも知れないし、娘かも知れない。
あんたって家族いたんだ。
そこか。いたさ。俺より遥かに強い家族がな、
俺はこれでも弱い方なんだせ。
えっあんなに強い魔女を連れているのに?
そうだ。性格も俺より怖いぞ。
覚悟は決まったな。
蜜柑。お前が案内してやれ。
分かりました。
みんなごめん。私が悪かった。
許してくれ。
結局魅魔は勝負の結果魔王城に連れて行かれました。
これで魔法少女はあと六人。
まだまだ先は長いな。