表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王家族と変わった戦友  作者: 闇影 夜
不良魔族と魔王城
85/333

決戦と日常

掲示板を見ている女性を見つけた。

あの。何見てるんですか?

今回の依頼だけど。

そこに居たのは、知雪だった。

知雪さんですよね。父から話を聞いています。

私を知っているですね。

あの頃の私は初心者で由凜さんにたくさん

教えて貰いましたから。

知雪さんは父の記憶があるのですね。

私と一緒に父を救いに行きましょう。

ごめんそれは出来ないんだ。

どうしてですか?もしかして桜夜さん側の立場とか?

私も私の約束があって。あなたと一緒には行けません

結論から言うとどちら側にも付かないと言う事です。

私も恩があります。なので一つだけヒントをあげます。

魔王の部下も全員封印されていて同じ場所にいる。

この情報でいかがでしょう。


ありがとう。それも大事な情報だよ。

ごめんなさい。私は関わらない人間なので、

これしか私には言えないんです。

大丈夫だよ。行方だけでも分かればそれでいいから。



そして彩月、大妖。姉弟も、

鈴音ちゃんも。記憶はあるが、知雪さん同様

肩入れ出来ないと言われた。


父が救った人間達は、恩と感謝の気持ちはあるが、

どこかなにかに怯えているように感じた。

桜夜さんにでも脅されているのか。

それとも別の誰かなのか。

どちらにしろ。記憶を持っていたのは

個人的に正直嬉しかった。


確かに考えみれば、私が目覚めた時には

魔王を知るのが誰一人居なかったな。

あれば偶然じゃなかったって事か。

少し希望が見えたぞ。


息抜きのためだったのに、魔族を知る者に出会えた

茜は、心でテンションが上がりまくっていた。

目的地に着き、魔王の騎士対不良五人の戦いが

始まった。

先に向かった茜は、桜夜が待つ部屋へ向かっていた。

私の両親を返して。

あんたが本物の桜夜さんじゃない事は知っています。

魔王を騙せても私はだませんませんよ。

まぁ辿り着いたご褒美に、お見せしよう。

茜が見た光景は、全身縛られている魔族達だった。

どうしてこんな事を。私は、ワクワクしたいから

君の様子が観たいのだ。

残念ながらここは映像だからハズレの場所だけど。

ここの何処かにいるのは確かだよ。

君は見つけられるかな。茜さん。

茜さんって言った。あなたは誰?

何を言う私は桜夜じゃないか。

桜夜さんは私の事を茜さんとは言わないよ。

上手く誤魔化せたはずなのに。

初めてましてかな。茜さん。

私はかつて魔王だった男さ。

つまり君のお父さんが転生するまえの魔王だった

って事になるね。

父から聞いています。不良魔族の始まりを作った男が

その魔王だったと。

へぇーそこまで知ってるんだ。感心したよ。

やっぱり君って面白そうね。

私の目的は、もう一度この世界を支配する事さ。

そのためには、今の魔王に死んでもらう。

今は眠りについてるがね。

持ち主だろうが、支配だろうが、

私の両親を傷つけた事は、許さない。

許さなくて結構。私の目的の為に実現させる。

封印させたのも自分の支配下に置く為なんだね。

そうだと言ったら。どうする?

あなたを滅ぼします。

出来るものならね。

この時空の前では、君は何も出来ない。

そんな事は、ない。私は反射する事が出来る。

この超能力は、伊達じゃないからね。

みんな見守ってて。私勝つから。

全て裏で手を回してたあなたとは違う。

私の炎は、左は赤。右は青。

怒りの炎を受けなさい。

自分の都合で、魔王に関わる全ての記憶消す。

そんなの私は認めない。


子供が何を言う。私に勝てるわけがない。

私は超越した存在だ。


この炎は、絶対魔力。


へぇー水来の絶対破壊の応用か。

そんなんで私には届かないよ。


滅ぶのは、邪念も欲望も支配も。

悪の元であるあなたを破壊するためだけの技。

あなたに勝ち目はない。


私キラーと言う事か。

圧倒的の熱量で何という熱さだ。

私の欲望が消えて行く。

まぁ楽しかったし悔いはない。

うぁーーーあーーーー。


邪念が消えた今。封印されていた魔族全てが解放された。両親も仲間達も自由になった。

心の鎖で縛られいた。本物の桜夜さんも解放された。

そして普通の日常が帰って来た。

当分平和が約束されたらいいなー

私はもう懲り懲りなので。

不良魔族も解散になった。

そして、全ての魔族は、魔王軍に集った。

私と父と母と叔母と一緒に魔王軍を率いるようになった。


茜ちゃんに叔母と呼ばれるのは嫌だし、水来って読んで欲しいな分かりました。水来さん。


私達のいつもの日常が元に戻って来た。








評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ