人間達への選択
人間のみんなにも魔王の事が伝えられる。
みんなは驚きを隠せない。
みんなはどう考えてるのか。
しばらくして人間達にも告げられた。
たまたま同窓会をしていた三十人の人間達。
急な連絡に驚きを隠せなかった。
『檸檬』魔王がもういないじゃと。
『西瓜』本当なのですか?桜夜さん
『桜夜』本当だよ。
『桜桃』滅ぼしたのは人間の勇者。
『柚子』そんな。そんな事って。
『通草』蒼さんがいない。
『茘枝』そんな事ってあるわけ。
『檸果』私は信じない。
『甜瓜』そして妹の水来さんも。
『季』兄妹揃って死ぬなんて。
『蜜柑』考えたくない。
『学』嘘だね。
『梅』まさか。
『苺』私の英雄
『石榴』しょうがないさ。
『枇杷』・・・
『鳳梨』そうなんだね。
『万寿果』魔王が居ない今。
『八朔』現実を受け入れよう
『雷蔵』恩人の感謝。
『類』みんなこれからどうする?
『実』魔王魔族になるのか?
『林檎』復讐ですか?
『甘蕉』僕も考えよう。
『無花果』私達は。
『金柑』不良魔族だった魔族もいないし。
『胡桃』 自由では、あるのよね。
『鰐梨』ギルドも潰れたらしいし。
『彌猴桃』みんなの意見が聞きたい。
『椰子』結論を出そう。
『桜夜』じっくり考えな。
勇者を滅ぼすか。私の駒になるのか。
魔王軍にみんな着くのか。
私の邪魔さえしなければそれでいい。
人間達が、どう言う結末になるのか
楽しみだ。
さて、次のゲームを始めよう。
ふふふははは。
お楽しみは、これからだ、
誰も私の邪魔は、出来ない。
せいぜい足掻いてくれよ。
私のゲームでね。
これで三章も終わりに近づきます。
これから決める人生をどうしていくのでしょう。