家族の休日
三人で出かける事を考えていた魔王。
その裏で蒼葉が思う感情とは。
休日俺と蒼葉と茜の三人で出かける事にした。
茜どこ行きたい?
パパ公園行きたいなー
そうか公園か。
兄さんこの国公園なんてないのにどうするのよ。
ないなら作るだけさ。
そうだな。湧水広場にしよう。
ブランコ、滑り台、タイヤ椅子、
ジャングルジム、鉄棒。一輪車、竹馬も作ろう。
大丈夫なんでしょうね。
問題ない。魔力量は消費するが、茜の願いを
届けるために。
みんなに楽しんでもらうために。
出来るぞ。
本当に作ったのね。驚いたわ。
もう完全に、公園と言うより学校にありそうな
ものばかりだけど。
茜は、俺達が、いた世界を知らない。
上手く誤魔化せるだろ。
兄さん忘れているかも知れないけど、茜は、能力者なのよ。
そうだった。動揺しなければ誤魔化せるはず。
茜は、もう一つ心の声が聞こえるようたなったらしい、
泣いてる子、困ってる子そんな心の声が聞こえる
特技になった。それを完全に忘れていたとは。
まぁ楽しんでくれているし、大丈夫だろ。
蒼葉は、行きたい場所とかないのか?
私は、兄さんの笑顔が見れればそれでいい。
そうか。蒼葉がそう言うなら構わないけど。
『蒼葉心の声』なぜ兄さんは鈍感なのかしら。
でもそう言う兄さんも私は好きよ。
兄さんは知らない私がブラコンな事を。
気づかせないように私がしているのか。
他の女の子にもそう言う顔をするのかなぁ。
私だけを見て欲しいだけど。
私冷たくしすぎたかなぁ。嫌われていたら
どうしよう。そうだったら私の悲しいくなりそう。
たとえ兄さんが私を好きじゃなくてもいい。
だって家族としてそばに居られるから。
これから休日回が続きますが、
見たい人は見てください。