メデューサが連れてきた女
ドラゴンが言った事が気になり、
魔王城で、知り合いを探し始める
メデューサがそこに連れて来た魔族とは。
ドラゴンに言われた通り、魔王城には、
不良魔族の割合がかなりいるので、
もしかしたらその中に居るかも知れない。
用心棒のメデューサに情報を聞く事にした。
最近変わった事はない?
うーんそうだね。
最近不良魔族のトップになった子がいたような。
どんな子?
若くて、Sぽい子で、かなりの実力の持ち主。
そんな子が居るのか。
会ってみたいものだ。
メデューサが連れてきた魔族は以外な子だった。
何?なんか用ですか。兄様。
不良のトップに居たのは、実の妹だった。
兄様はぬいぐるみになったんだー。
まさか兄様もここに飛ばされたんだーへぇー。
なんか不服そうだけど。転生した先がぬいぐるみだったんだから。
よく疑問に思われなかったわね。
私としてはいない方が良かったのに。
まさか本当に魔王城に知り合いがいたとは、
ドラゴンの言葉は半信半疑だったが、
本当にいたとは。
俺の妹は、幼い頃から真逆の妹としっかり者だが、
男性が絡むと逆鱗に触れるほどの男嫌いの妹。
それと手がつけられない妹とどこか不良ぽい性格の双子の妹の二人がいる。
食事とかも一緒食べた事も少なかったし、会話はしなかった
三人とも血の繋がった兄妹だが、そんなに仲良く遊ぶ
タイプの兄妹ではなかった。
趣味のプライベートは互いに知らない事も多い。
仲良しの感じはビジネス兄妹って言われてるほどに。
そんななかの妹が、こんな形で、再会するとは。
複雑と感動が心に感じた。
一目見ただけでも最高に嬉しいがそこまで仲良くないので
複雑な心情でもある。
妹とは多分分かり会えなそうだけど、
まぁ同じこの世界にいるだけで、嬉しいので、
その時何も求めなかった。
ねぇなんか私に用なの?
なんで俺が兄様って分かったのかなぁーて。
そんなの癖、仕草とかで分かるでしょ。
これでも長い付き合いの兄妹だからに決まっているでしょ。
雰囲気とか気持ちの感覚でお互いの事分かるって
言うでしょ。
なるほど。
兄様もういい?もう帰って。
私をあまりイライラさせないで。
さまないととんでもなく大変な事が起こすわよ。
あまり話をしたくなさそうだけど。
二人目の妹と話すのは面倒とイラつきが多く
感じもあったのだろうか。
これは二度と合わせる顔も無さそう。
長い間あまり話をしなかったからそれもあるのか。
妹は不良寮に戻り、会話が終わった。
俺はまだ知り合いの者がまだ居ると感じ始めた。
もしかして。そんなはずないよね。
まさか双子の妹がこの世界にいるわけないよね。
他の場所にも探す事にした。
とりあえずその人らしい人はいないようだ。
この国でドラゴンと神が知り合いだとしたら
ドラゴンが飛んでもない発言をした事になる。
まぁ長年住んでいるわけだし、
そう言う空気も感じる事もあるかも知れないな。
この世界で何が、始まろうとしてるのだろう。
この世界のドラゴンは預言者なのか。
戦いを起こそうとしない。
誰が喧嘩を売りに行かない限りは。
自分の魔力の特訓相手のドラゴンとの戦いで
自分自身の修行のために通い
力を得ようとしている事はまだ黙って起こう。
不良魔族が強すぎるから。
このまま弱いだけの飾り物は嫌だし。
もっと修行して強くならないと。
水来すら勝つ事は出来ない。
これは魔王としても兄としても
格好がつかないからな。
敵対してる軍に家族がいたなんて
びっくりしました。
この世界のドラゴンは魔王が会っていないが
まだまだいるようなので、
いつかまた他の知り合いも出てくるのでしょうか。