野良猫の恩返し
野良猫の雫は魔族城に魔王を訪ねる
命の恩を返そうとするが、魔王は,留守だった。
急遽呼び戻された魔王と野良猫雫の
話合いが始まる。
ここに魔王様という人がいると聞いて来たのですが、
魔王様は今はいないのです。
どうかされましたか。
魔王様の恩がありまして、会いに来ました。
私は雫といいます。
そうですか。少し待って下さい。
魔王様、魔王様にお客様です。
すぐに戻って来て欲しいのです。
丁度俺は魔王城に帰る所だった。
分かった直ぐに帰ろう。
そして転移魔法で、直ぐに戻ってた。
俺のお客様とは君かい。
うわー変わってませんね。
俺を知ってるのかい。
僕の記憶が正しければ、君とは会っていない気がするのだが、
覚えていないのも当然か。
この姿は初めてか。
あの時の野良猫が君だったのか。
人の姿に化ける事が出来るだね。驚いた。
あの。私を雇って下さい。
私誰にも必要とされていなて、鈍感な私は
あなたに何度も助けられて、お礼が言いたかったので、お願いします。
君は野良猫だ自由の選択権がある。
今ここで決断しなくてもいいんだよ。
私に着くと言う事は、魔族として生き、色々なものから向き合わなくなる。
いえ。もう決めましたから。
私はこの命、あなたと生きたいのが幸せなのだと。
後悔はないんだな。
覚悟あるなら俺は止めない。
もう二度と俺と出会う前の猫での記憶は残らないけど、本当にいいんだな。 はい。
俺は雫の為に魔族に転生させた。
そして魔族の姿と猫の姿の両方になれる魔族になった。
雫の名前はどうする?涙夜だ
よろしくな。これで猫の波夜を加え七人になった。
いやー猫は予想外でした。
話に聞くと、人間に酷いいじめや車に轢かれそうに
なったりとか。あったらしいですよ。
それだけ助けられたのでしょう魔王に。
やっぱり優しいですね。魔王って。