本音と決着
一人で勇者に立ち向かおうとして無茶をしたことで、
ギルドの灯さんに、ものすごく怒られた。
せっかくの命を大切にしてください。
私は心配してるです。
でも俺は勇者を諦められません。
その理由を知るまでは。
仲間の魔族から連絡があり、目撃情報があった
場所に向かった。
またあったな魔王。
今度こそ逃しはしない。
なぜ犯罪を犯すのだ。勇者マイ。
なぜかって、この世界が面白くないからさ。
私は面白い事がしたい。たとえ犠牲者がどれだけ増えても、国が滅んでもな。私さえいれば国は、変えられる。
いくらでもな。
俺は罪を償うなら救う事にしただろう。
しかし話で頭に血が上り許させなくなっていた。
勇者はもちろんかなりチートスキルもあったし、
勇者の部下達も沢山いた。
もちろんその中にも奴隷や犯罪のプロ、雇われもの、盗賊など。犯罪組織のトップ集団だ。
だが、勇者の戦いを終わらせる為に
俺は記憶操作を使い、記憶を書き換えをする為に魔力を使った。
だが 勇者もタフで中々倒れない。
体も精神も限界が来始めていた。
力を振り絞り立ってるのがやっとのくらいだ。
互いの一撃で全てを使い切った。
俺と勇者は互いの最後の一撃で互いが相打ちになり互いに倒れた。奴隷の呪縛を解放する事にも成功した。
勇者に悪あがきをするほど抵抗されるとは。
見事勇者の捕まえた。
その時彼女は語った。
これだけははっきり言っておく。
私の目的は魔王討伐ではない。
あなたが立ち塞がるのであれば。
あなたも敵と見做す。
あなたには何を言ってるか分からない事だけど。
全ての魔族を滅ぼす。それが私の目的の一つ
邪魔する者は誰であろうと容赦はしない。
元凶が居る限りは、この世界に平和はない。
私を捕まえた事によってこれから
全ての異変をあなたが解決させる事になる。
どんな手を使ってでもあなたに逃げる選択はない。
覚悟して臨みなさい。
きっと私を捕まえた事を後悔する日が来るのだから。
俺はもうやりたくないと思うくらい彼女と、ぶつかり合いだった。それは死ぬ覚悟で危険と言われるくらいに。
後日ギルドから謝礼と冒険者のランクがBにまで昇格を得た。
これで全て終わった。訳ではない魔王城にいる
不良達との溝が埋まる事は、ないのだから。
だが俺はこれからも魔王と冒険者の両方で、
頑張って行こうと思う。
魔族の戦争は、
どちらかでしか生き残れない。その未来は、変わらない。
命とは、勝った方に未来が決まる。
平和の国を作る魔王軍と人間達すら巻き添いに滅ぼし、
自分達が住みやすい国に作り替える。
互いの世界は分かり合えないのだから。
魔王と不良の未来を賭けたものでもあるのだから。
ここまで読んでくれた人
本当にありがとうございます。
楽しんでくれていたら嬉しいです。
これから新しい展開があるかもしれません。
これで魔王が勇者を討伐する話は最終回ですが、
話は、まだまだ続くので
これからも応援してください。