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魔王家族と変わった戦友  作者: 闇影 夜
五人の物語
184/333

五人の旅の始まり

魔王が封印されてから数年後の未来。

街も復旧して国は戻り始めていた。

私達はあの時救ってくれた人物が誰だったのか。

まだ忘れられないでいた。

あの時の名も知らない誰か。あの時から

昔との性格も随分変わったのかも知れない。

幼かった私達。私達はその人物の手がかりを

探し出した。

町の住民にも問いかけたが誰一人知る人物はいなかった

魔界もかなり静かになり、空き家くらい静か。

ここで私達の最初が始まったんだよね。

気づいた頃には魔族の元で生きてたんだよね。

魔族の魔物も普通に受け入れていて、

それが当たり前だと思ってた。

でも国を跨いだだら、それが普通じゃない事に

気がついた。人間は人間の両親がいて、

家族もあったかい環境でお金の取引や

食糧、衣服、ギルド報酬も全てがお金で取引されていた

その頃はその存在すら知らなかったが、

自分にとって必要な物が全て買える。

外に出て分かった。私達は甘やかされていたんだと。

裏の情報も環境も不便なく、与えられていたんだ。

私達五人育てるのも大変だったのにも関わらず

私達を第一に考えて死ぬまで愛を育てたんだ。

急に両親を失い、悲しかったが、

でも五人でなんとかここまで来た。

あの頃は互いに反抗期だったのかも知れない。

自分の事で頭がいっぱいで、他人を二度次で

心を閉じ込めていた。

両親の恩も気持ちも何も返せないまま、

死んでいった両親。その日は今でも思い出せるくらい

衝撃的な事だったから。

今度は私達が何か出来る事があればいいんだけど。

魔王が暴走して被害がかなり多かった時、

救いの手が現れた。それがあのパーティーだった。

あの頃は疑問に思わなかったが、

なぜ名前も私達を必死に避けようとしてたのか。

今も考えても分からない。

そして私達はその人物を探す事にした。

どこの誰だか知らないけど、感謝を伝えるために。

すぐにどこかへ去って行ったあの人物を。

それが今の活動目的になっている。

もうかなりの月日は経つが本当に見つかるのか。

その人物達。

分からない。でも何か不思議な雰囲気な人達だった。

どこかで会ったことあるような。

懐かしさを感じたんだ。

それ。私も思った。なんか。

知らない人とは思えない感じがしたもん。

私達が知る人物なのでしょうか。

どうなんだろう。

魔女の残りメンバーさんも生き別れたから

どこに今いるか分からないですからね。

あの人たちも必死に逃げていたものね。

まぁ探しているうちにまた会えるのではない?

そうですね。それが叶うといいですね。


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