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魔王家族と変わった戦友  作者: 闇影 夜
茜編
167/333

固い友情

何〜落ちんでるの?

恋々音ちゃん。

蕾ちゃんが落ち込んでるなんて珍しい。

明るい顔が台無しだよ。

そっか。酢桃ちゃん達と方向性の違いで

解散しちゃったんだ。

私ね。みんなを止める事が出来なかった。

見ているだけしか出来なかった。

せっかく集まって。笑っていられる関係で

居られると思ったのに。

道は半分に分かれた。

同じ道にみんな行くとは限らないと学んだよ。

時には迷い、選択が迫られる。

近道、遠道、曲がり道。

人はいくつもの道を選ぶ。

時には交わる時もあれば離れる時もある。

私だってそう。私は蕾ちゃんと同じ道には

行かなかった。自分でそう決めたから。

仲良しな子だって時には喧嘩だってする。

それで意見がぶつかる事もある。 

でも自分の思いをぶつけるのも時には大切。

心の思いを奥にしまうのもいいけど、

吐き出してみれば?

自分の闇。それで拒絶されてもいい。

きっとその思いは誰かに伝わるから。

こうして蕾ちゃんは私に話してくれたでしょ。 

どう。心の思いはすっきりした? 

少し楽になったでしょ。

頑張って。私は遠くから応援してるから。

近くに居なくても、心は繋がってる。

一緒にいるだけが友達じゃない。

それはみんな思ってるし感じてる。

もし大きな壁にぶつかったら、また相談に乗るから

友情ってちょっとくらいじゃ壊れないでしょ。

蕾ちゃんファイト。

蕾ちゃんなら出来る。

私の知ってる蕾ちゃんは、頼れるムードメーカーでしょ。ここで落ち込んでいるままでいいの?

他のみんなが待ってるよ。

早く行きな。ここでくよくよしているままで

いるなら私は蕾ちゃんの友達を辞める。

もう絶交とここで宣言するよ。

分かった。私頑張ってみるね。

私は私の思いをみんなに、伝えるんだ。

ありがとう。恋々音ちゃん。

私行ってくるよ。

本当に相談乗ってくれて嬉しかったよー。


これでいいんだよ。蕾ちゃんは

私の知ってる蕾が戻って来たね。

私も私のやるべき事をしないとね。

蕾ちゃんに笑われちゃうよ。

私も蕾ちゃんみたいに頑張るから。



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