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魔王家族と変わった戦友  作者: 闇影 夜
茜編
161/333

集結集いし者

魔女再結成するのですか?

俺は普通の日常が戻ればそれでいいと思った。

でも。状況も状況だしな。

出来れば。普通の日常を望んだのに。

いや。止めなくてと被害を大きくなる一方だ。

もう一度手を貸してくれるか。

何を遠慮してるんじゃ。

お主のワガママや願いを叶えるために

自分達はそこを選んでんじゃ。

今更遠慮することはない。

自分の意志でここにいるんじゃ。

悪魔達には負けておれんよ。

悪魔達の意志は私達が受け継ぐのじゃ。

だから心配せずもよい。

わしらは救われ、忠誠も誓ったし、

共に行く事も、最初に決めたじゃないか。

まだ若い娘達には負けていないさ。


いいのか。魔女に戻ると言う事は家族を捨てるん

だぞ。家族が君達の魔力なんだ。

後悔はしない?

分身体。それは確かに辛いが

一刻も争う事態。そんなの覚悟の上です。

息子も娘も大切だが、辛い顔されては、

ほっとけないじゃあないですか。


どうしてそこまでして。

俺について来てくれるんだ。


そんなの決まってます。あなたが大切で

誇りで私達のヒーローだからですよ。

 

つまり好意とかそう言う事か?

そんな言葉はっきりと言わないでください。

堂々と言われると恥ずかしいじゃないですか。


なら君達の覚悟は分かった。

魔女達に力を生贄は自分の家族。

これで君達が子供と過ごした時間。

家族の記憶。この全ての記憶が消される。

魔女に戻るとはそう言う事だ。

九人の魔女よ。ここに集え。

我が血を分け与え、私を守る騎士達よ。



魔女とは魔力を待つ存在。

魔力が無ければ普通の女性に過ぎない。

だが魔力を持てば国民から否定される

人間の国民は魔族を恐れているから。

魔力持ちの魔族なんて恐ろしい存在だからな。

魔力とは特別な存在。

主に支える赫だから。

それをもつ=人間を辞める。

その代償が自分が人間だった時の人生。

家庭や家族の時間が引き換えになる。

その時の記憶は全て失う。

魔女になるとはリスクを負うのだよ。

娘達。分かったか。魔女になるとは

とても辛い人生を歩むのだ。

進路を決める時はきちんと考えるんだぞ。

あれが魔女達の決めた覚悟だ。

かっこいいだろうあの背中。

あれがお父さんの魔王だった時の姿だ。

よく分かったよ蒼葉叔母さん。

叔母かぁ。もうその言葉も慣れたなー。

双子なのになんか複雑な気分。

腹を括ったんだ。あいつのかっこいい姿を

もう一度拝んでやるよ。

頑張れよ。兄さん。


二人共覚悟を決めたか。後は私だけか。

すっごくやる気だしてる。

まぁ暑苦しい奴は嫌いじゃないけど。

私も菜緒さんに覚悟を誓ったんだ。

協力してあいつを止めないとね。

かっこいいヒーローにならないと

怒られそうだし。

恥じぬよう精進しますよ。

背中を見ているだけでは何も始まりませんからね。

私も行くとしますか。

何か変わるかも知れないし。そうじゃないかも知れない

私だけ動かないのもなんか複雑な気分になりますし。

私は必要なのでしょうか。

時々分からなくなります。

やるだけやってみますか。


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