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魔王家族と変わった戦友  作者: 闇影 夜
茜編
160/333

菜緒の墓参り

あれから数日が経ち。

俺達三兄妹は菜緒の墓参りに来ていた。

俺が不甲斐ないばかりに迷惑ばかりになってしまって。お前には迷惑かけっぱなしだな。

お前と長い付き合いになるのに。

気づいてやれなくってすまない。

陰から支えてくれて、ずっと見守ってくれて

たんだな。ありがとう。

俺は五つ子をお前の代わりに命懸けで守ると

誓う。どんな困難が吹き荒れようと、

何かに巻き込まれようとも。

こいつらの親だからな。


菜緒さん。魔法少女候補生の司令官としても魔族の司令官としても

信念を持ってたあなたに私は憧れていました。

同じクラスになる事は出来なかったけど

兄を救ったのは紛れもなくあなたでした。

私はそばで見ているだけで本当の意味で救う事は

出来ませんでした。

ずっと側で兄を支えられるように。

努力しあなたに負けないくらい

あなたの意志を引き継いで行きます。


菜緒先輩。あなたと最初に出会ったのは兄様の彼女

でした。まさかあなたが小中高と。

同じ学校で私の先輩にあたるあなたと

異世界という国でまたあなたと再会出来た時は運命だと思いました。

暴走した私を救ったのも、姉の不良魔族から抜け出す

きっかけをくれたのもあなただと聞きました。

そんなあなたと会えないなんて私はとても寂しいです。

あなたは私達家族の英雄でヒーローでした。

神を超える存在。あの言葉も最初は

嘘だと思いました。

悪い冗談だろ。

でも強さと実力は本物で

圧倒的の力の差を解らせられるものでもありました。

これは通りでみんな勝てないわけだ。と思うようになりました。

私もあなたみたいにかっこいい人でありたいです。


あなたの分まで必死にこれからの未来を

明るく出来るよう対処します。

悪魔のみなさんは救う事は出来ませんでした。

どんなに恨みを持ってもいい。カッコ悪いって

言われてもいい。

菜緒に恥と言われてもいい。

でも自分達なりに頑張って行きます。

あなたなら悔しいだろだが後を向くな

今すぐ立ち上がれと言うでしょう

昔は逆の立場だったのにいつしか

立場が逆になっていた。

あなたに許して貰えるなら

隣の墓に悪魔達の魂を埋めさせてもらいます。

私達はその場に間に合わなかった。

急いでも時間がかかり過ぎた。

自分を殴りたいほどに悔しかったです。

今度は誰もが失う事のないように努力します。

あなたに救われた人生。

それに恥じないようこれから頑張って行きます。

見ていてください。菜緒さん。



君たちも来てくれたのか。

私達の恩人でもありますから。

元魔女九人が見舞いに来てくれた。

まさか悪魔のみなさんも。

犠牲になるなんて。

もうすっかり寂しくなりましたね。

賑やかな奴らだったしな。

そうだなーもう静かに近いもんなー

ぬいぐるみの姿だと説得力ないですね。

転生したのがぬいぐるみだったんだ

仕方ないだろう。

笑うな。

いやー蒼さんは変わらないなーって。

みんな行きましょう。

菜緒また会いに来るよ。

その時は全部終わった後だけど。

かならず会いに来るよ。





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