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魔王家族と変わった戦友  作者: 闇影 夜
茜編
152/333

記憶が戻った二人

行方不明者の確認が出来ました。

場所は魔界です。

あー魔物の国ですか。

顔、名前同一人物と一致しました。

そうか。そいつらは生きているのか。

封印とされていると言っていいでしょう。

かなりの魔力で封印されています。

これは上級の魔法が使われています。

普通の人間では手が負えません。

意識あるかも確認出来ないほど

かなり根気が入りそうです。

異世界文字なのでしょうか。

私達には読めませんが。

そうか。なるほど。

分かった。情報は以上です。

まさか封印されていて文字もこの世界と別の文字で

書かれているとなると、あの魔女達に頼むか。

いや。あいつらには家族がいる。

気軽に頼めない。

家族は大切にしてほしいからな。

蒼葉か?記憶喪失状態のあいつも無理だ。

国民界の七賢者に頼むか。

あいつが協力的ならいいが、

魔族は信じようとしないし。

水来はあいつもまた無理か?


蒼どの。秦夜。どうかしたか?

お二人をお連れしました。

分かった起こそう。

そろそろ記憶を戻ってくれないとな。

俺の記憶の力で記憶を呼び起こそう。

大丈夫ですか?

あー。なんとかな。

すげー頭痛が痛んだが。

頑張れ俺。耐えるんだ。


俺の覚えている限りの記憶だー。

受け取れーーー


はっ。はっーー。疲れたー。


私は一体。兄さん?なぜ兄さんがここに

私どうしてたの?

俺の事分かるのか。

当たり前じゃない。妹なんですから。

私ってこんな体でしたっけ?

そうだよ。お前は娘がいる母親だ。

私いつの間に母親に。

お前が独り身になった頃には子供は居たんだ。

そうなの?全然その辺の記憶の事は覚えていないけど


起きたか。水来も。

あれ?そうか。記憶がある。

破壊って叫んでた頃とは思えないな。

お前も母親になったからか。

大人になったのかは分からんが、

無事記憶が戻って良かった。


俺は二人の旦那さんには会っていないから

本当に知らないんだ。

俺が魔王だった頃の記憶の一部にか過ぎない。

娘が生まれていると聞いてもピンと来ないだろう。

そして、それぞれ娘が居る事を教えた。

記憶は過去だが、娘が居るのは現在だから。

残りの時間はお前達で育てろ。

お前達の記憶喪失のせいで大変な目にあったんだから

私達が記憶を失ってる間にそんな出来事が、

大変だったんだね。兄さん。

本当だよ。全部茜達がなんとかしたけどね。

感謝しかないね。

お前達と同じ記憶喪失の奴らが居る。

封印されているらしいから

そこに向かって欲しい。

なんで兄さんが行かないの?

茜が留守だからだよ。

お前達が記憶を失っている頃に

訳あって学校にいるからな。

えっ。あの学校再会したんですか?

あー今頃クラスメイトと会話とかしてるだろう。

だから魔王城はほぼ人が居ないんだ。

新たな敵もここを狙って来ているし。

まぁよくわからないですが、

私達にやれる事はやりましょう。

秦夜にもお礼しろよ。

手掛かりはこいつのおかげで出来た事だからな。

秦夜ありがとう。ごめん。任せきりで。

とんでもないです。

娘さんが二人を母親と認識されない方が

辛いと思っただけでなので。

余計な事だったらすみまないと思っております。

これで一つの問題が一件落着でごさるな。

あー。本当だよ。

一時はどうなるかと思ってたけど。

なんとかなったな。

疲れたー。一旦寝るわ。

お疲れ様でござった。

では。ドロン。

本当ありがとう。

じゃあ私達はその場所に向かいますか。

そうですね。

恩返しをしないといけませんね。

なんか水来。生徒会長みたいな。性格になったな。

昔の私ですか。そうですね。

なんか心が清々しい気分です。

悪魔でも取り憑いていたのか?

分かりません。肩の身も軽くなった感じがします。

そう言う姉さんだって。

喧嘩上等。力こそ全てだーとか言ってましたけど、

あー確かに言ってた。

自覚あるんですね。

軍曹とか呼ばれた頃でしょ。

確かに。そんな感情も湧き上がらなくなってたな。

やっぱり兄さんの言う通り二人とも母親になった

からなのでしょうか。

まさか。そんな。

ですよね。

はははは。






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