姉妹の気持ち
輝夜あなたはなぜ。
あんなにもお父様を慕っていたのに。
さぁね。もうどうでもいいわ。
不良魔族を辞めるきっかけをくれたのも、
桜夜を情報提供してくれたのも。
あなただと聞きました。
もう一度私と一緒に来て下さい。
君は知ってるかい。
自由になるには自由を捨てる。
つまり同じ場所に居続けるほど愚かになる。
つまり縛られるのが嫌と言う事ですか?
私は解放されたのだ。
この自由を捨てるなんてもったいないだろう。
輝夜さん変わりましたね。
君もそうは思わないかい。
私には分かりません。
そうですか。残念です。
これは輝夜さんはダメですね。
今の輝夜さんには頼れそうにありません。
じゃあ桜夜さんなら大丈夫かな?
桜夜さん。また魔王城に力を貸して貰えませんか。
えっと。私はいいですよ。
でも。茜さんの選んだメンバーと交流させてくれるなら。
相変わらず無口ですね。
メモ帳に書いて言葉を伝える所のは変わってないですね。
私が選んだメンバーですか。
つまり魔法少女や魔女を教えて欲しいって
事なのかなぁ。
そうだとしたら。今すぐは無理かなぁ。
どうしよう。誰と一緒に戦うかも重要になる。
お父様達の娘さんの五つ子の姉妹かなぁ。
私と一緒に来てくれるといいけど。
もし来てくれるならあの子達なら。私は仲良く出来そうな気がする。
なんとなく昔の私のような風行きを感じます。
もし断れた時の事も考えておこう。
あー考えても仕方がない
とにかく行動あるのみだ。
一刻も早く頼れる仲間を探さなきゃ。
桜夜さん待ってください。
私仲間を連れてここに戻って来ますから。
納得するメンバーを私なりに頑張ってみます。
頑張って。私は影で応援してるから。
もし納得いかないメンバーが居なかったら
その時は私も仲間探しを協力しますから。
今の私には茜様に拒否する拒否権はありません。
あなたの父様の蒼に茜を影から支えてあげて欲しいと
頼まれた事もあるし。
私なりの罪滅ぼしでもあるから。
茜様は昔に比べて強くなりましたね。
精神的にも魔王としても。強くなられました。
私はいつまでも茜様の成長を最後まで見届けてさせてもらいます。
あなたがあなたらしく居られるために。