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魔王家族と変わった戦友  作者: 闇影 夜
茜編
124/333

数年後の未来

あれから数年がたった。

魔族も魔女も人間も全て解散し、

魔王城に残るメンバーは少なくなっていた。

おい魔王を出せ。我々に例の人物をこちらに引き渡せ。

またあなた達ですか。

お父様の時からたびたび邪魔しに来ていた侵略者って。

俺が知ってる魔王はこんな奴じゃない。

早く魔王を出せ。

現魔王は私ですが、何か問題でも。

嘘だ。そんなはずはない。ハッタリに決まっている。

ここ数年で魔王って変わるのか。

そしてなんで魔王が女なんだよ。

なんか気が進まないな。

お父様が面倒くさいと言ってたのも分かります。

もう終わりにしていいですか?

面倒くさいのはお父様と違って嫌いな性格なので。

ならとことんやるまでだ。

はーーー

はい終わりです。

くそーーー。なぜだなぜ負けた。

なんて圧倒的強さの持ち主なんだ。

次から次へとよくもまぁ飽きないものですね。

次からよくもうまぁ湧き出て来ると言うか。

秦夜さんの後の処理はよろしく頼みます。

お父様の時に支えていた魔女達は全員引退し、

その意志を引き継ぐ者も今ではいなくなった。

今は秦夜と二人で魔王城を切盛りしている。

この世界には魔法少女と魔女がいる。

その魔法少女も全員引退し、魔法少女もまた新しい

魔法少女候補を探していた。

今の魔女達はお父様と同じように何処かでスローライフを送っているのだろう。

まぁ私が知る限り知ってる仲間も少なくなったのは事実だ。

せっかく平和になったのに。

未だに侵略者と名乗る者達はこの国に度々やって来る。

魔族ども俺と勝負しろと決闘状が頻繁に届く。

今は魔族もいないに等しいのになぜ。

最初は無視してたが、だんだんエスカレートして

頻繁に届くまでになった。

改めてお父様の苦労が分かった気がする。

もうかなりのストーカーじゃん。

正直面倒過ぎて困る。

なんとかして対策しないとな。

そしてまた新たな戦いが始まるのだと。

私が魔王に就任して、数年がたったが、

それ以来家族とも全員会ってもいない。

みんなどこにいるのか。何を今してるかなど

そんな情報は私は全然知らない。

でもきっと大丈夫と信じている。

今は私に出来る事をするだけだ。

お父様の迷惑をかけないように。

私が信じたお父様の背中を見た景色の道を突き進むだけ。

託されたバトンを受け取ったからには挫ける訳には

いかない。

一緒に着いて来てくれた秦夜の為にも。

心配かけないように頑張らないと行けないな。

私は前に進み続ける。

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