未来の魔王城の第一歩
茜が帰って来て魔王の座から降り、
魔王は自由になったそして魔王がこれから
やりたい事とは。
そして修学旅行から帰って来た茜は。
魔法少女が高校生くらいの見た目に戻った事を伝えて
いた。
幼かった九人の魔法少女も元の姿に戻りました。
茜も昔より言葉の発言や喋り口調も変わっていた。
幼かった茜も少し大人になって帰って来た。
やっぱり後継者は茜で決まりだな。
俺は安心して魔王を引退出来る。
あいつは色んな試練や困難にも立ち向かって来た。
もう俺は思い残す事はない。
そう考えると子供の成長って早いなって染み染み感じる。
私達ってそんなに歳とってないでしょ。
やっと親らしくなったからか。
茜の笑顔が眩しいぞ。
たくましくなったなー茜は。
どこか見違えたぞ。
兄さんの茜愛は分かったから。
それで、続きをお願い。
えっと。精神年齢はまだ元に戻るのは少し時間がかかるけど、大丈夫。
お父さんが知っている。魔法少女とはだいぶ違う印象だからからね。
憎しみもお笑い要素もドジっ子も
何も影ひとつない。
兵器に近くなったりして。
ははは。
えっ本当に変わったの?
冗談で言ったのに。
ネガティブな陰の一面を持つ魔女達に対して、
魔女少女は元気で明るいタイプになったかも。
と言う事はつまり。いわゆる明るい。正義の味方って奴?
俺とは正反対のタイプか。
前向きでフレッシュさ。
明るいタイプに変わったよ。
茜の力ってすげ〜。あんなに攻撃的だったのに
おとなしい忠誠を誓ってるなんて。
そうそう。雫と雪夜がお前の友達になりたいそうだぞ。
友達になってくれるか。
部下としてではなく、普通の友達として。
お父さんが言うなら。これからもよろしく。
ガーディアンとは思えないほど、見違えたな。
あの魔法少女達。
侵略者は私達がそれを受け継ぐよ。
いいのか?。茜。
大丈夫。もし私に刃向かったらどうなるかも
部下達に教育したから。
まじか。いつの間に。俺の知らない所で。
そして約束通り。魔王の玉座は
俺、蒼から茜に玉座を譲る事になった。
これから頼むぞ新魔王様。
俺はこれで自由になった。
縛られる事から解放されたからだ。
ギルドへ行き灯さんにこの事を伝えた。
そうですか。職業魔王から仕事人に。
困っている人を助けるのも立派な職業ですもんね。
最初の原点もいいかもって。
あの茜さんが魔王に。考え深いですね。
私が見た時はまだ小さかったのに、
立派になられたんですね。
俺を超える存在になりますよ。
頑張ってと伝えてください。
分かりました。伝えておきます。
茜軍も月夜軍に変わり。
リーダーは変わったが、特に何も変わらかったらしい。
メンバー替えの相談もあったが、みんなも
移籍する事もなかったそうだ。
茜軍は現在魔法少女九人と共に魔王軍を率いている。
人間達も遠くから見守る立場になり、
困ってたら助けられる立ち位置らしい。
俺と魔女と魔族達は
事務所を作り日々依頼をこなす仕事をしている。
もちろん。魔族軍にも顔は出している。
蒼葉達は不良は廃止し、
魔力の使い方や拳の振り方など。
魔族や人間達の子供達に
正しい使い方を指導している。
自分自身を守るための教育や
人材の育成なんかが
蒼葉が中心になって仕切っている。
水来は、旅に出ることにしたそうだ。
あいつのやりたい事をやらせてやろう。
年齢的には受験生だしな。
進みたい道もあるだろう。
自分の叶えたい夢もあるだろうし。
自分なりの答えを見つけるために。
兄としても水来の今やりたい事を応援したいしな。
月夜は異変調査や情報源などの役割をしている。
不審な動き。怪しい組織とかを自分の足で調査も
してるらしい。
未然に怪しい動きを防ぐ仕事をしている。
なんか不思議だな。昔では考えられないもん。
不良魔族と魔王軍が日夜睨み合ってたんだもん。
不思議な感じだよ。
俺達はそれぞれ未来が変わったのだろう。
当たり前が当たり前で無くなる。
もちろん俺達も。
これは転生して事件を巻き込まれる話。
これは未来の話。
急に話を書いたら未来まで来てしまいました。
おかしいな。まだ続くと思ったのに。
急に終わりぽい雰囲気が来てしまいました。
みんな成長して、少し大人になった。
次回はそんな未来の話から進んだ話です。