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魔王家族と変わった戦友  作者: 闇影 夜
不良魔族と魔王城
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魔法少女対魔女前編

どうしてあんな魔族達に味方するのよ。


どうしてって別に私達の勝手だろう。


あなた達魔族に騙されてるわ。


あんな意地汚いあんな奴らに味方する価値なんてないわ



私達にとっては恩人であり大事な友でもある。

そんな大切な方の悪口は許さない。


あなた達こそなぜそこまで魔族を嫌うのです?


それは。私達が。

言うな。情報言うと面倒になる。

逆恨みか?食べ物の恨み?

自己満?口封じ?

考えても分からん。


あんな魔界は滅んだって痛くも痒くもない。

元々邪魔な存在なのよ。


君達はまたこの世界を滅ぼそうと言うのか。


それはどう言う事?


かつて魔界の国は滅んだ。

魔王様の妹水来様だ。

あの方は親友の勇者と戦う宿命にあった。

互いなにも知らず戦いで国を巻き込み、

建物も生物も人間達も全て滅んだ。

地理一つ残らず全て。

魔族達が気づいた頃にはもう。

全てが終わっていた。

そして魔族にも裏切り者によって仕込まれていた。

そいつは魔王を滅ぼすためだけに、

用意した家族。それも実の家族。

裏切り者を話を付けたが、魔王は帰って来なかった。

残っていたのは子供の茜さんだ。

そして気づいた、自分以外家族の記憶を持っていない

そして裏切り者を突き止めた。

その時、二回目の国を巻き込んだ。

そしてまた建物は崩れ、

大きな被害になった。

それでもなお、もう争いがないよう願った。

そして魔法少女のお前達が今度はこの世界を

滅ぼすだと。もううんざりなんだよ。

こんな辛い顔を見るのは。

平和を願う魔王にとっては嫌なんだよ。


そんなのそっちの勝手だろ。私達を巻き込むな。


ふざけるな。お前達も魔族を滅ぼすためだけに、

この国までも滅ぼすだぞ。

そんなの私達は許さない。

次から次へと別の魔法少女がやって来て、

脅かす存在はどっちだ。

私達か?それとも魔族か?

いつ人間界に手を掛けた。

私は見てきた。今の魔王を。

昔は違ったのかも知れない。でも。

滅ぼす意志は魔族にはない。

魔族は変わりつつある。

見下され、馬鹿にされ、睨み合いもあった。

それでも諦めなかったからここまで魔族は

まとまったんだ。

そんな時また全てを壊すだろう。お前ら魔法少女は。

どうしてどうして分かってくれないだ。

わたし達は悲しい。

きっと私達だって分かり会えると思ったのに。

これはまるで戦争じゃん。

互いの生き残りを掛けた戦い。

あれは。NOPのリアル版か?

そうだよ。どちらかが死ぬまで終わらない戦争。


うるさい口答えするな。私達とお前とは違う。

そんな甘い世界じゃない。

人間界だって。最初は変わらない日常だった。

魔王が次元を超え、ここに来た。

そして、私達の家族も、友も、世界も全て奪った魔族

人口も魔王が来てから減ったし、

食糧も限りがあった。

そんな世界を壊した魔族が憎い。

恨みや怒りが込み上がって来てそして思った。

魔族を全て滅ぼそうと。

そして私達は出会った。同じ境遇に。

そして手に入れた魔族を滅ぼす力をこの魔法少女の力を

だから今度はこっちからしてやられた事を

やり返す。


だから魔女お前達も邪魔をするなら

排除する。

せっかく解放された身なのに。

この命を犠牲にしてでも魔族を滅ぼす。

君達がそこまでやると言うなら私達魔女も

魔法少女を全滅させるのみ。

決着を付けよう。泣いても笑ってもこれで最後だ。

本当にいいんだんだな。

後悔など今さらない。





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