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結婚

最期までお読みいただきありがとうございました。


ラストまで執筆して何度も手直しして手直ししてから投稿するか、それとも早くアップするか悩みましたが、早く投稿する事にしました。


暗い話が多めでしたが、最後はハッピーエンドです。

「暗い部分をもっと削った方がいいかな?」

とも考えましたが早さを優先しました。


ここまで読んでくださりありがとうございます。

 エストが落ちついて、2人で紅茶を飲んでいると、マリンが部屋に入ってきて泣きながらエストに抱きついた。


「カシト王子と一緒になれてよかったですわ!しばらくカシト王子を手伝ってエストさんを支えますわ!約束は守りますわよ~~~」


 そう言ってエストに抱きついてしばらく離れなかった。






 落ち着いて3人でクッキーを食べつつ紅茶を飲むと、バートンが部屋に入ってくる。


「すまん。疲れているとは思うが連絡しておく。ハルトナイト王子とゼンキが元凶の貴族、ガンズ・ペンセイバーを打倒する為明日出兵する事になった」


 そう言って出て行った。





 が今度はアッシュが入ってくる。


「おめでとう。レア、すまないが料理の味付けだけでも手伝って欲しい。疲れた兵士に旨いものを食べさせたい。野菜の皮むきや肉を切るのは兵士でやる」


「分かったわ」


「私も行くです!」


「駄目よ。エストは魔法を使いすぎているわ。今日はゆっくり休んで」


「そうですわ。エストさんのやつれたお顔を見たら厨房から追い出されますわね」


「分かったです」


 エストがしゅんとした顔をした。


「エストさん、自信を持つのですわ。あなたは聖女の力で皆の命を救ってきましたわ」





 シオンが砦に到着し、戦いが終わった事で状況が大きく変化し、3日間は落ち着かない日々を送った。


 その後も色々変化はあった。


 ハルトナイト王子は「シオンに全権を任せる」と言って余分な兵を連れてホワイト王国に帰還していった。


 バートンはシオンの代理としてシオン領を統治し、他のメンバーはグレー王国に残ってカシト王子やアースト王を手伝った。


 ホワイト王国を見てからグレー王国に戻ると、アースト王やカシト王子の大変さが良く分かる。


 貴族が利権を守る為に足を引っ張り、カシト王子とアースト王の味方はあまりにも少ないように感じる。


 エストは王都で治癒をこなした。





 グレー王国は内戦の影響で食料が不足した。


 特に春になるまでの食料の確保が急務らしい。


 魔物の肉を確保する事になった為、私はシオンの魔物狩り部隊について行って兵士の治癒をしつつ料理をして過ごした。


 



 ◇





 そして春。


 私とエストは、グレー王国の王城でウエディングドレスを着ている。


 聖女と大聖女がグレー王国を守っている事をアピールするとか色々政治的な事もあり、私とシオン、そしてエストとカシト王子は今日同時に結婚式をする。


 私達4人の周りにみんなが集まってきた。


「立派になったな。おめでとう」

 パパはあごを震わせながら号泣し、泣きながらトイレに行った。


「ウエディングケーキは渾身の出来っすよ!」


「ありがとう。クックのケーキ、楽しみだわ」


「政治的なしがらみに巻き込んですまなかった。本当は別々に結婚式をしたかった」


「バートン、気にしないで。この国が大変なのは分かっているわ」


「おめでとうだが」アッシュは周りを見渡す。

「俺だけ結婚相手が居ないのか」


 アッシュは少し暗い顔をした。


「まて、俺とマリンも結婚相手が居ない」


「はあ!バートンはマリンと結婚するだろ」


「なんの冗談ですの?アッシュもそう言う冗談を言いますのね」


 その瞬間全員から突っ込みが入った。

「相性ピッタリだろ」

「結婚しますよ」

「このペア以外考えられないっすよ」

「2人は結婚するです」

「僕も2人が結婚すると思うよ」

「バートンとマリンはぴったりだ」

「一緒になるわよ」


「な!なんですの!」

 マリンが信じられないという顔をした。


「アイラもまだお婿さんが居ないわね」

 私はアイラを撫でた。


「あ、アイラに結婚はまだ早いっす!まだいいっすよ!」


「なんかすまん。冗談のつもりが変な方向に行ったぜ」


「やっぱり冗談でしたのね」


「バートンとマリンの結婚は本気だ」


「あり得ませんわ!」


「悪い悪い!この話は後だぜ!今は4人の結婚式だ。そろそろ俺達は退散して席に座ろうぜ」


 皆が部屋から出る。



 結婚する私たちは4人個室に移動した。


 そう言う決まりらしい。


 今日結婚式を終えれば私は、レアからレア・ホワイトになる。


 結婚式が終わればシオン領に帰ってみんなとの生活に戻るのだ。


 屋敷に戻ったら私とシオンは同じ部屋で生活する。


 パパにお礼を言いたかったけど、あんなに早く泣くなんて。

 まだ結婚式前なのに大丈夫かな?


 こ、これからみんなの前でシオンとキスするんだよね?


 緊張してきた。


 コンコン!


 メイが部屋に入る。


「さあ、行きましょう」


「そうね、メイ、ありがとう」


「ふふ、どういたしまして」


 私は扉を開け、歩き出した。

最後までお読み頂きありがとうございます!少しでも面白いと思っていただけた方はブクマ、そして下の☆☆☆☆☆から評価をお願いします!


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