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プロローグ
ここは、妖達が見えない人々を守る払い屋が存在する。
そんな、払い屋達でさえ恐れられていた一族がいる…
ここは、払い屋の情報共有の場所、払い屋の会合に参加している
俺は、会場の壁に寄りかかって他の払い屋の様子を見ていた時
ある払い屋達の話が、聞こえてきた。
「わたあしは、やっぱりあの虒ノ憑きの、
一族は居るとおもうんですよ!」
「っ その話は、ここではするな!こう言う払い屋が集まる場所では、
御法度なんだよ!? 理由は、後で話してやるから口を閉じろ」
「ありがとうございます… 先輩」
「虒ノ憑き…か」
虒ノ憑きの一族本来の名前は、津那埼一族かつて払い屋最強とまで
言われ大昔、平安初期から現代まで続く由緒ある一族だった…
あの12年前の出来事があるまでは…