彼は僕のスチューデント!
攻防の後・・・・・・
ルーネは頂くと大技を放つ・・・・・
ディノが頭部より白雷一角を生やし・・・・・
バチバチと全身が白雷光で輝き・・・・・
「いけー麒麟ブレイド!」
カナの声が響く・・・・・
ディノの白雷光が頭部の角に集中し・・・・・
ディノは頭部を下げ・・・・・
ルーネはクリスタルに赤い光を収束させ・・・・・
「クリムゾン・エクス・インフェルノ」
赤い閃光を放つ・・・・・・
ディノは頭部を上げ・・・・
角は白き雷の剣となる・・・・・・
赤い閃光をたやすく切り裂き・・・・・・・
ルーネも切り裂く・・・・・
しかし身体が切られることはなく・・・・・・・
起きた事象はクリスタルの砕けと・・・・・
ルーネのヴァトラーシルエットの破損・・・・・
「うっ」
艶やかに・・・・・・
金の髪は美しくも艶やかに舞う・・・・・
ルーネは崩れ落ちる・・・・・
表情そして所作まで艶やか・・・・・
観客も視聴者もおおおおおおと・・・・・
カナは敵ながら見事と・・・・・
最後の最後で一番の盛り上がりをかっさらい・・・・・
ルーネは負ける・・・・・
ルイーズはおいこらと視線で・・・・・
えー私はめだてればいいからーごめんねーと・・・・・
ルーネは視線で返し・・・・・・
「負けたけど」
「悦んでくれたー♪」
ルイーズは手を上げ愛嬌を振りまく・・・・・
「私達は大満足だったよー♪」
観客達は賛辞を送り・・・・・・
大盛り上がり・・・・・・
「ユニコーンライトニング・・・・」
美しい無機質な声が響く・・・・・・
「俺は聞いてるよ」
聞いているのはジョー一人・・・・・
ヂィノはハッとジョーを見上げ・・・
ジョーは頷き・・・・・
ジョーはディノを抱き・・・・・・・
きらめく・・・・・・
カナはルーネをビューティフォーと熱い視線で見つめ・・・
ルーネはそうみたいのねと・・・・・・
ルイーズは観客の傍に駆け寄り感謝を伝え・・・・・
「僕ちゃん感動しちゃたよー」
声が響く快活な声・・・・・
ミナのマイクを持ち・・・・・
すたすたと歩くちょい悪オヤジ・・・・・
ジョーは気がつきうげっと・・・・・
白い髪と白い髭そして眼鏡・・・・・
黒い上着とズボン・・・・・・
赤いシャツ・・・・・・
威風があり・・・・・
ギャクのような発言すら・・・・・
彼から発せられたなら・・・・・・
かっこいいと思えてしまう・・・・・
不可思議なカリスマの持ち主・・・・・・・
名をカスム・オルタナティブ・シキ・・・・・
彼は歩きつつ・・・・・・
「こんな素晴らしいバトルをマスクドでなくても出来るなんて」
「流石僕のスチュ-デントだ!」
カスムはジョーをにやりと見つめ・・・・・
ジョーはうげっと・・・・・
お読み頂き有難う御座います。




