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中二男ママンと


 「ママンしつこいよ」


 朝早くからの情けない叫び・・・・・


 黒髪の前髪長め青年は・・・・・

自分より背に高い金髪ポニテ若奥様・・・・・・


 身体つき良いを・・・・・


 黒い瞳を念術で赤く輝かせ・・・・

睨みつける・・・・・・


 背一杯の強がりである・・・・・

服装は黒の学生服・・・・・


 服装のお陰でカッコイイ・・・・・


 通路の隅に追い込まれ・・・・・


 「此れはジョーの為なの」

「学生服も気に入ったんでしょう」


 「なら学園に通っても良いじゃない」


 ジョーと呼ばれた青年は悩む・・・・・

ママンと呼ばれた割に・・・・・


 女性は姉程度の年齢外見・・・・・

念術強き世ではよくある事であり・・・・・


 長命種なのでごくごく普通である・・・・・


 「しかし学園に通って何の意味が」

「俺は其れなら気ままにうろつきたい」


 田舎領主の子であるジョー・・・・・

優秀な兄が居り・・・・・


 それを良い事に気ままに遊ぶ日々・・・・・


 「そう・・・・」

「ごめ・・・・」


 金髪ポニテは顔を伏せ・・・・・

気弱に・・・・・・


 声を・・・・・・


 ジョーはハッと・・・・・

「行くよ」

「俺学園に」


 右手で右目を隠し・・・・・

左目を超輝かせ・・・・・


 表情を引き締め・・・・・

きりりと中二魂を輝かせ・・・・・・


 「運命を超える斜道で全てを魅せる」

「みててママン」


 「ジョー♪」


 そして二人はハグ・・・・・・・



お読み頂き有難う御座います。

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