スカイウォーカー
退屈な日常が変わったなら。学校の屋上で親友と昼飯を食いながら、それを話題に話をするのが俺の日課となっている。
「毎日毎日、同じことの繰り返しか〜。どうにかならないのか?」
「そんなこと言ってる暇があるなら、どうにかするために何か行動したらどうだ?」
俺の親友、美空歩の一言がグサリと刺さる。
変わることは望んでも、それを実現するために行動したことは一度もない。口だけの人間には、ぐうの音も出なかった。
「行動しろって言われてもなぁ……何をすればいいのか分からねえよ。そういうお前は何をすればいいと思うんだよ?」
「知るか」
「ちょっと待て!! 人に言うだけ言っておいてそれはないだろ!!」
「知るか」
「他に言うことあるだろうがぁ!!」
◇
「はぁあ〜、結局今日も変わらず仕舞いか。……だが、変わらないってのもいいかもしれないな」
日常が退屈だと思っていることは事実。しかし四六時中退屈というわけではないこともまた、事実だ。退屈じゃない時が長く濃いものならば、日常はきっと楽しいものになるだろう。
「さて、腹も減ったし最短距離で家へと向かうか!!」
周りに誰もいないことを確認して、階段のように何もない空中を上る。ある程度の高さまで上がったら、家がある方角に向かって真っ直ぐ空中を歩き始めた。
「あ、あいつ、空を歩いている……?」




