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受験技術の考察《大学入試編》  作者: ぷろける
2 科目別各論
6/12

2-1 英語-3(内容把握)

●内容把握

長文問題を解く際、求められるのが「素早く内容を理解する力」です。文法の頁でも述べましたが、全訳は求められないし、そんなことをしていては時間が足りないのです。


・どう取り組むか

英語の性質として「主張は一貫して変わらない」というものがあります。これは文全体にも、各パラグラフについても当てはまります。1つのパラグラフには、1つのトピックしか入らないのです。つまり、各パラグラフには明確なテーマがある、と言えます。筆者は、長文を読む際はパラグラフごとにメモ†をしていく「パラメモ」を推奨しています。これをすることで、本文を通読してから設問に移ったとき、見るべき場所がすぐに分かります。また、パラグラフごとに設問を解いていく方がいますが、即刻やめてください。近年、通読しなければ解けない出題が増えてきています。逆にパラグラフごとに解かなければならない問題はありません。


・どう鍛えるか

内容把握力を鍛えるには要約問題を演習すると良いです。このとき、極力構造分析をしないよう努めてください。前から英語的に読んでいく訓練を行うことで、結果として読む速度が上がっていくかと思います。無理をして意味も捉えずに速く読もうとするとつまづきます。繰り返しますが、速読は結果です。音読も効果的ですが、それはリスニングの頁で説明します。


・設問について

実際に試験では、長文は総合問題として出題されます。すなわち英語能力が幅広く問われます。この根幹を成すのが内容把握です。

(i)空所補充、単熟語の言い換え

文法や単語・熟語の知識を問う問題がほとんどです。ただ、分からなくても意味を前後から考えて解答できることが多いです。何なら意味を考えないと間違うという出題もあります。

(ii)理由・内容説明

1パラグラフに1トピックですから、まず、同一パラグラフ内から探してください。すると、事実上そのパラグラフを要約させるような出題が意外に多いことに気付くと思います。どうしても見つからなければ、次のパラグラフを見てください。英語の流れは結果→理由が多いからです。それでもダメなら1つ上を見てください(実際にそんな事態になることは稀ですが)。パラグラフを1つ以上飛ばして原因理由があるような文章は、ネイティブが書いた文ではありません。分かっていない非ネイティブが書いたか、高々原文を大幅に弄って継ぎ接ぎにしたフランケンシュタイン英文でしょう。受験では滅多に出ません。心配しなくて良いです。

(iii)精読

いわゆる和訳問題です。精読の頁を参考にしてください。

† 英語でも日本語でも構いません。筆者は日本語でやっています。母語が一番使いやすいので(笑)

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