覚醒
気が付くと体の不自由なこととに違和感を覚えた。思い返すとトラックにはねられて意識が途絶えたのを思い出し、障害が残ってしまったのかと落胆していると頭の中で声が聞こえた。
「マスターの意識の覚醒を確認。現状の補足をいたしますか?≪YES≫OR≪NO≫」
意味が分からないが現状を把握したかったので、YESと呟いてみた。
「マスターの承認を確認、ステータスを開示します」
目の前に半透明のボードが現れた。
種族 ベビービー(特異体)1/10
名前
HP 20 MP 10 STR 2 VIT 2 DEX 5 AGI 3 INT 8
武器スキル
短剣術LV.1
魔法スキル
漆黒術LV.1
指揮スキル
軍術LV.1
交渉スキル
商術LV.1
行動スキル
飛翔LV.0、発見LV.1
強化スキル
聴力強化LV.1、視力強化LV.1
耐性スキル
毒耐性LV.1
生産スキル
解体LV.1、発酵LV.1
EXスキル
サポートAI
称号
記憶継承(劣)強欲
種族がベビービー即ち蜂の子の魔物だったこれが体が動きずらい理由だった。
「神の餞別により、マスターは転生対象となりました。記憶継承をしましたが死亡時のダメージが多い為、すべての記憶は継承できませんでした。よって【称号】記憶継承(劣)を得ました。転生の報酬として9つのスキルを得ました。報酬を取得する際に9つすべての取得に成功したため、【称号】強欲と【EXスキル】サポートAIを得ました。転生先は報酬のリスクにより異形種劣等種より餞別されました。しかし魂が報酬を得て強度があるためそれに合わせて肉体が変化し特異体に変化しました。肉体と魂が安定したためマスターの意識が覚醒しました。以上がマスターの意識が目覚める過程です」
「神とやらに選ばれたのなら僕は何か使命でもあるのかな」
「いえ、特にはありません。神同士の遊戯で賭けのチップとして互いのリソースを賭けています。そのリソースを運搬をするために魂にリソースをつけ異世界転生をしています。そのリソースが魂から離れて異界になじむまで多少の時間生きなければなりません。しかしリソースを持ったまま死んでも神たちはたいして気にしません。生み出せるリソースのほうが数百倍多いから多少の誤差でしかないからです。神たちからしたら、転生させリソースを運ばせるだけで要件は終わっているのです」
「わかったよ、ステータスが前の世界のゲームに酷似しているのはどうして?スキルもまるでラノベそのままじゃないか」
「創造神がゲームが好きで参考にしたからです。ラノベも好きなのでスキルも参考にしたそうです」




