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蛍病の君と僕  作者: まらいらまきら
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第一話  宮坂未来との出会い

  第一話    宮坂未来との出会い

あの日から何年たつのだろうか。僕はあの子と出会ったあの日を忘れない。現にこうやって教師でいるときもずっと頭に焼き付いている。このように教師も彼女のおかげでなれたような気がする。彼女は僕に色々なものを教えてくれた。

           12年前

あの日。彼女のことを知るすこし前僕は、ある日記を拾った。それを拾ったことにより、僕は彼女を知った。その日記にはこう記されていた。『20XX年6/25今日、蛍病と診断された。生きることができてあと三年らしい。だから私は今日から日記を書くことにした。』 裏面には、宮坂未来とかいてあり、すぐに誰のものかわかった。同じクラスで同じ図書委員の仕事をしている女子だった。

 翌日僕は、その日記を渡すためにその日記を鞄のなかに入れて学校に向かった。学校につくと、僕は彼女のところに行きその日記を渡した。「これ、下駄箱の近くに落ちてたよ。」そういうと、彼女は、「中身みちゃった?」と言った。僕は「うん。と、答えると彼女は「放課後に図書室に来てくれる?さっき先生に図書の仕事頼まれちゃって」と、言ったので僕は「いいよ。」と答えた。そして放課後。図書室にいくと、彼女が待っていた。彼女が「さっさと仕事終わらせよ。」と言ったので僕は無言でその仕事を始めた。仕事をおわらせると、彼女が「お疲れ様。[クラスメイト]くん。」と、いってきたので「うん。お疲れ様。」と答えた。すると彼女は僕に「私病人見えないでしょ。」と言ってきた。たしかに彼女は蛍病と言う、不治の病にかかってるような感じには見えない。すると彼女は「医学の進歩で症状は表に現れずに病気の進行も抑えられてるんだよ。」と言ったので、僕は「うん。」と答えた。実際僕はなんて答えたらよいのか、わからなかった。実際病気の進行は抑えられてるとしても、必ずと言っていいほど彼女の体をむしばんでいる。だから答えるのをこばみかけていた。

 すると彼女は「明日のお昼前の時間ってある?」と聞かれた。僕は暇なときが多いので彼女の要求を了承した。

 翌日、テレビでは隣の県で殺人事件があったのを聞いていた。どうやら通り魔らしい。まあ隣の県だから、関係ないと思い頭の片隅においていた。お昼前に彼女に指定された場所に早めについたので小説を読んで待っていた。僕が来て数十分後に彼女が現れて、「おはよう」といわれたので僕も「おはよう」と、返した。すると彼女は、「今日はここにいこ」っと言われた。僕は彼女に言われるがままにそこにつれてかれた。そこは、焼き肉の食べ放題のあるところだった。彼女は、「ここでお昼食べよう。」と、言ってきたので、僕はうなずいてその店の中に入った。焼肉屋に来るのが久しぶりだった僕だが、そこのお肉はとてもおいしく彼女もとても満足していた。その後彼女に、服屋やなどいろんなところにつれてかれたが、休みの日をこのように使うのもよいと思った。         

                     

            

第一話 宮坂未来との出会い     終 

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