「進撃の巨人」②……ちょっと面白くなってきたデス
『進撃の巨人』の再放送、第8話まで見て、ようやく、「あ、面白いかも」と思うようになった。
巨人に喰われたエレンは復活し、うんこ疑惑(謎)も解けた。
自分的には、うんこと一緒に尻から出てくるパターンもありかと思ったので、少し残念だったような気がしなくもない。
それにしても、なぜエレンは、あんなところに寄生虫よろしくもぐりこんでいたのだろう?
謎が謎を呼ぶ展開とは聞いていたけれど、本当に謎だ。
しかもエレンのコスチュームがほとんど汚れてなかった。
再生した腕や足と一緒に、洗濯までしてもらったのだろうか(誰に?)。
『山賊の娘ローニャ』のローニャの髪が、あんなに動き回っているのにほとんど揺れてなくてものすごく不自然に見えるのと同じくらい、謎だ。
ただ、ローニャのほうは、<揺れない髪の毛>に興が削がれて見てないが、こちらは瑣末すぎるほど瑣末な事象のため、視聴には影響しなさそうだ(そりゃそうだろ)。
余談だが、昨日、ディズニーアニメの制作に関する特集番組をテレビで放送していて、終わりのほうをちょろりと見たのだが、ほんのわずかなシーンなのに、髪の毛の一本一本をリアルに動かそうと努力しているアニメーターさんの姿にひどく感服した。制作費が月とすっぽんだろうが、ローニャの髪の毛も頑張ってくれと思った(そしたら見る……鴨)。
それにしても、巨人のほう、どうして面白いと思うようになったのだろう。
エレンがいない間にミカサのエピソードやら何やらがあったせいもあろうが(その分、巨人の捕食シーンを見なくて済んだ)、話の根底にあるものに暗い好奇心を覚えたことが一因のように思える。
たった8話程度では何もわからないし(正確には5話からしか見てない)、何も語れない。
こんな立場で語ったら、熱狂的ファンからうんこを投げられるかも知れない。
だから何も言わないけれど(言うこともないし)、立ち読みした雑誌で、作者の方が、『2行で説明できる内容だ』と言っておられるのを読み、感銘を受けたことだけは書いておきたい。
それは、どんな物語にも共通することかも知れないと思ったからだ。
あらゆる物事の本質は、えらい哲学者が語るように、きっと至極シンプルなのだろう。
それを複雑にしているのは、その上に乗っかって生きてる者たちなのかも知れない。
……そんなことを考えながら、今しばらく、巨人の視聴は続く。
※原作を読んでみようかとも思うが、そちらを手にする時間が今のところない。