ヤサグレ聖女、遠征に参加する【前編】
聖女の浄化も自分の意思で使えるようになり、ある程度の大きな範囲の浄化が可能になったことから、遠征して浄化することとなった。浄化先は王都から馬で三日ほどかかる『黒い森』と言われているところ。
この「黒い」は邪悪という意味ではなく、木々が鬱蒼と生えている原生林に近いところで、昼でも薄暗いというところから『黒い森』と呼ばれているそうです。元の世界にもあったなぁ。行ったことないけど。
なんかこういうことも心にチクッとこないで思い起こせるようになってきたのはいいことだよね。
ここは精霊の住む場所と言われていて、神聖な場所なんだそうだけど、瘴気にやられてきているらしい。神殿で神官たちが浄化をしていたものの、動物の魔物化や魔物が増加してきたとか。
なんかさ、瘴気って向こうの地球温暖化みたいなもん?本当に早め早めに手を打たないと取り返しがつかなくなりそうだよね。気がつくころにはけっこう状況が悪化しているのではないかな。放って置くのは確かに危険だ。わたしも含めて大抵の人間は環境が劣悪になると、凶暴になりがちだからな。はい。自覚があります。
聖女一人でどうにかできるのか正直疑問ではありますが、神官も複数同行してくれるし、とにかくやるしかない。
―遠征一週間前―
メリーさんが荷造りしてくれるんだけど、ドレスは最低限、あとはパンツスタイルで通すことにしました。長めのチュニックにパンツにブーツね。元の世界では気合いいれないとスカートを履かなかったから、ちょっと前に戻ったみたい。儀式やなんかじゃないんだから、動きやすい楽な格好で浄化させていただきます。ここに神秘性はいらん。
「あ!メリーさん、くうちゃんも持っていくから!くうちゃん、忘れないでね!一緒に馬車に乗ります」
「あら、クマちゃんもご一緒ですか?」
「うん。いっしょにここに来てから苦労をともにした心の友だから!はじめての遠征には絶対にくうちゃん必要」
「まぁ。じゃあ、大切に扱わないとですね。くうちゃん、偉いですねぇ」
「そうなの。くうちゃんがいなかったら、今のわたしはございません」
「ご苦労されたのですねぇ…。わたしが神子さまを甘やかしますので、なんなりとおっしゃって下さいね!」
「ありがとぉぉ。メリーさんが男子だったら絶対に惚れるね!」
なんてやりとりをしながら、着々と準備が進んでいきます。すでに緊張してきた!と思っていたけど、身近な玲瓏美貌の護衛騎士を見たら、クールダウンいたしました。この人、普段と変わらないんだもん。変わらないものって安心感を与えるね。本人は絶対そんなこと考えてないと思うけど。
―遠征三日前―
王家と神殿への挨拶。
まずは、神官長へご挨拶と同行する神官の方たちとの顔合わせ。
神官長ご自身が選んだ人選とのことなので、それを聞いただけでもすごい安心感が半端ない。顔見知りの方もいて、皆さんがとても感じよく、周りの方々の支援を感じる今日このごろです。
王様はけっこう気の良いおじさんぽい人。朗々とした笑い声で場を明るくするお方。考えてみたらエクセルの親戚なんだよね。すっかり忘れていたが、エクセル、公爵家のおぼっちゃまだった。遠征メンバーとして騎士団はおよそ200名の参加、騎士団長の王弟も同行して下さる。この人はけっこうガタイよく、豪快な感じの方で、エクセルと全然違うタイプ。親戚なんだけどね。
初めてお会いしたのはもっと前だったけど、新選組だ!と心の中で興奮したものです。王弟=近藤勇、エクセル=土方歳三。ほら、配役ばっちり。だって、鬼の副長って言葉が似合う。もともとあの人、副団長でしょ。リアル新選組じゃん。でも、誰に言ってもわかってくれないだろうから、くうちゃんに報告した。
ー現地到着ー
王都から三日かけて現地へ。今日は領主館に宿泊させていただきます。事前に、歓迎の宴は不要としているので、領主のご家族との夕食はともにしたものの、仰々しいことはなし。浄化に備えておきたいですからね。夕食時にガンガン瘴気の状態などを皆で聞く。王弟もエクセルも実務型なので、変な貴族のしきたり的なものをすっ飛ばしてくれるのでとてもよい。緊急時に社交なんざ、やっちゃらんないよね。
明日またあらためて斥候の調査結果を待って、その報告と地図をもとに神官の方々が浄化地点を決めることになっています。予定では、明日出発して森の手前で野営、明後日に騎士団、神官とともに森の奥へ向かいます。魔獣や魔物を駆除、回避しながらの移動になるとのこと。うまく行けばそのまま浄化となるけど、どうだろう。状況によっては森の中で野宿になるのかな。あ、野営っていうのか。こればかりはどうなるかわからないとのこと。それって、わたし次第じゃないですか。ちょっと怖いな。
エクセルはずっとわたしのそばで護衛してくれます。メリーさんは領主の館にいてねって言ったんだけど、納得してくれず。王弟のお気遣いで専属の護衛さんをつけていただくことになりました。浄化現場まで行くっていってくれたけど、それはだめ。メリーさんは森の手前の野営地まで。さすがに森の中までは連れてはいけん。そして、わたしが森に入ったら、館に帰ってもらいます。ここは聖女としてガンとして譲りませんでした。
でも、そこまで言ってくれるなんて、ありがたすぎて泣けてくる。
メリーさんってば貴族のお姫さまだよ。肝座ってるよ。
―出発前日―
斥候の報告を、騎士団お偉方、エクセル、神官、領主と側近、わたしで聞いていく。さりげなくメリーさんもその場にいてもらった。
状況を照らし合わせると、森の中にある泉をまず浄化することが急務らしい。ここを浄化することで瘴気発生の大元を叩くことになるらしい。ふむ。ただ、泉にいくまでは森の中を歩かないといけない。ということで、今日は森の手前で野営し、明日の朝に森へ入ることに決定。
まぁ、わたしはお姫さまじゃないから、ある程度は歩くのは大丈夫…と思いたい。
でも、普通の山歩きじゃないからね、気を引き締めないと。
ここで、くうちゃん問題が発生。くうちゃんは大体20センチくらいあるの。わたしが持っていくって言うと、エクセルをはじめ全員に反対された。なるべく負担をかけるな、と。
でも、くうちゃんはわたしの精神衛生上、絶対にいた方がいいと主張。もちろん、みなさん、何いってんだよ、と心の中でつっこんでるでしょうが、聖女あっての浄化ですから、連れて行くなとはいいません。それを盾に申し訳ありませんが、主張させていただきました。
そして、わたしが持っていかないとなると、はい、そうです。お鉢が回ってくるのはエクセルさんしかいらっしゃいません。当然のように受けるエクセル。腰に下げておけばいいでしょうと平然という男。器大きいな!
「左の腰に一本、背中に二本、剣を刺しておくので、右側の腰からくうちゃんを下げておけばいいですね」
「ありがとぉぉ。こんなことさせてごめんねぇぇ」
「これで神子さまがお心強くなるのであれば問題ございませんよ」
「お前がそんなこというなんてなぁ。成長したなぁ」
王弟のツッコミが入ります。そうですよね。わたしもそう思います。
具合を見るためにくうちゃんを装着していますが、なんつーか絵が強いわ。なんだろ。なんか緊張感が抜けた。
―前日―
午前中に出発して昼前には野営地に到着。森は全てが瘴気に犯されているわけではないらしい。目指す泉に近づくにつれ、瘴気が蔓延しているそう。神官、聖女は神聖力を無意識に放出しているので、瘴気にやられた精霊や魔物、魔獣が襲ってくるらしい。なんだ、それ。
聖女の周りは騎士と神官が固めて移動だそうです。護符と護身用の一振りの小さなナイフを渡されました。帰ったら、剣術習おうかなぁ。
「必ずお守りいたします」
「ありがとう。お荷物にならないようにがんばるね」
「ご無理なさらないように。明日は姫はわたしの左に」
「ん?姫?」
「え?姫?」
エクセルの言葉に、王弟とわたしがすかさず、突っ込みました。
緊張の場面でもわたしたち二人は突っ込んでしまう性格のようです。
「あ、失礼しました。神子さまはわたしの左に」
咳払いしても、だめです。
「今、姫っていった!なんかいい!」
「いい間違いました」
「えー、姫でいいよ。ロマン!」
「嫌です」
「うわっ。感じわるっ。団長聞きました?ひどい!」
「ひでぇよなぁ。姫でいいじゃねぇか。なぁ?」
「ねぇ。瞬殺でしたよ。なにこの塩対応。信じらんない」
「一回の言い間違いを引き伸ばさないで下さい。神子さまは神子さまです」
「姫でいいのに」
「しつこいです」
「じゃあ、他の人に言ってもらうからいいです。別にいやいやいってもらうことじゃないしー!団長、姫呼びよろしくお願いします」
「おう、姫。任された」
うわ。エクセルが氷点下になった。瘴気だしてませんか?浄化する?
―当日―
朝早くから出発して森の中へ。みなに守られて移動しています。
かなり大きな原生林なので、瘴気はまだ全体を覆うまでには至っていないのが不幸中の幸いでした。
木々や精霊たちがもしかしたら静かに戦っているのかもしれません。
事前調査のおかげでわかったルートで、瘴気をできるだけ避けて森を進みます。水気を含んだひんやりとした空気、木々の緑がこんな時でもきれいです。でも、小鳥の声などは全然聞こえない。それを違和感とするのが正しいのかこういう森なのかがわたしにはわからない。
ただ、奥に入るにつれ、何かが息を殺してこちらを見ているような圧迫感を感じてきた。森の中の四方からくる視線が重い。大勢の何かが息を殺して、わたしたちを見ている。ちょっとずつ、ちょっとずつ距離が近くなっている気がする。怖い。息が苦しい。
エクセルがちらりとこちらを見て、手を差し出してきたので、手を伸ばすとそのまま手を握られる。何も言わないで、一瞬、ちょっとだけ力をいれて握りしめられて、ふと息がつけた。そのまま手を引かれて森の奥へ進む。うん。大丈夫。落ち着いた。怖くない。
……カ…タ…カタ、カタ…
かすかな音が聞こえてきた。それは少しずつ大きく、近づいてくる。上?後ろ?エクセルの手を強く握ってしまう。何がいるのかわからないのが、怖い。近づいてくるのが、怖い。
「神子。大丈夫。戦闘になったら、シールドをかけます。深呼吸して」
エクセルが立ち止まり、優しく言い聞かせるように声をかけてくれる。ついでに背中をポンポン。いつもこんなに優しくないのに、優しいじゃないか。目を一瞬つぶって深呼吸。
「……大丈夫。息吸えたから」
「よし。よい子です。もう少しがんばって」
――来る。視線をずっと感じていて、感覚が鋭くなっていたのかもしれない。
でも、その瞬間にわたしはシールドに包まれていた。白い小さいキノコのなり損ないみたいな小さい目玉おやじみたいな小人もどきがたくさん。カタカタと音を立てながら、木の上からわらわらと来る。上からだけでなく、足元にもいる。シールドで遮断されているけど、気持ち悪い!
騎士たちも神官もそいつらを払いのけるとあっけなく、砕け散る。でも、後から後から湧いてでてくる。みなが応戦している。
「問題ない!強行突破するぞ!」
指令が飛び、みなが移動していく。
「神子。突破します。シールドをはずします」
エクセルが風魔法で小人もどきを吹き飛ばしながら、わたしに言い、手を取る。
わたしのまわりには騎士と神官が囲んでくれる。一周回って、多少度胸がついたみたい。わけわからないものに囲まれてるより、姿がわかったほうが全然いい。守られてるばかりじゃだめだ。気合い入れないと!
こいつら、キノコだ。キノコキノコ!もう小人もどきを踏みつけても気にしない。走る。
降りかかる小人もどきを叩き、振り落としながらの移動。振り切ったのかなと思ったら、足元を見ると、小人もどきが顔を出しかけていた。しつこい!ダン!無言で踏みつける。
地面の方が移動しやすいのか、顔を出して、靴に手をかけてくるのが、うっとうしくて気持ち悪い。誰の靴に手をかけてんだよ!もう足をバタバタさせて踏みまくる。
それでも小人もどきは何でもないみたいに地面からにょろにょろ出てくるところが本当に気持ち悪い。
イラッときているところ、前方から「スタンピード!」と叫び声。
え?と思うまもなくふたたびシールドに包まれるわたし。今度はドドドという重い足音。なにかの群れ?大群が近づいてくるみたい。地面が揺れる。こんな木が生えてるところにすごいスピードだ。
エクセルが「騎士が誘導します。物陰に」というと剣を両手に持ち、前方へ移動していく。
わたしや神官さんたちは騎士さんに誘導され、岩の隙間に隠れる。騎士さんたちが守ってくれてるけど、シールドにつつまれているのはわたしだけ。なんかごめん。
「木を使え!シールド!流せ!正面から当たるな!」と指示が飛ぶ。
「来るぞ!」「イノシシだ!そのまま直行してくるぞ!」「ぶつからないように気をつけろ!」と、声が飛び交う。
巨体が木をへし折る勢いで突っ込んでくる。狂ってるからなのかそのまままっすぐに向かってくる。そしてイノシシに踏み潰されていく小人もどき。
ドォンッ!という音がそこかしこで聞こえる。騎士が幹の陰へ滑り込み、イノシシの後方へ回り込み、斬りつけ、屠っていく。すごい。みんな、わたしと同じ位の大きさはあるのに。
エクセルは?つい身を乗り出して探すと前方にいた。両手に剣を持って、滑らかにイノシシを斬っている。もっと大きいイノシシに対しては木の幹を蹴って横に飛んで軌道から外れ、後ろに回って仕留める。それを連続して。すごい。血が吹き出す前に移動している。鮮やか。人間の戦い方じゃない。風魔法も合わせて使っているみたい。ほんとに鬼の副長だった。
気がつくと、あんなにたくさんのイノシシたちがほとんど始末されていた。すごい。そしてちょっと地獄の様相。ここだけみたら、殺戮の後。わたしたちが悪役だわ。
「これで終わった?」
近くの騎士さんに聞くと「いや」という返事。
「こいつらの親玉がいるはずです。多分、バカでかいやつ」
「ブォォォーーー!」
すごい鳴き声。話したとたんにコレだ。何かの法則があるらしい。地面が揺れる。
「ど、どうするの?みんなでやるの?わたしも手伝える?」とちょっと焦っていうと
「一頭だけみたいですね。ならば団長が多分倒します」と騎士さん。
さすが、プロ。こっちはビクビクしてるっていうのに、落ち着いてるな。そして、王弟、ちゃらいおじさんってだけじゃなかったのね。やっぱ、団長か。
騎士に促され、移動途中にエクセルが戻ってきた。両手の剣はそのまま、でも普段通りのエクセル。
「大丈夫?怪我してない?」
「はい。大丈夫ですよ。神子は?ちゃんと大人しくしてましたか?」
「してた。血もついてないね。戦ってるところ見たよ。すごかった…」
「返り血でくうちゃんが汚れてしまったら神子さまに申し訳ないですからね」
そんなことまで気が回る余裕があるんだ。すごいな。
「ここは血なまぐさいのでシールドはそのままにしておきますね」
「あ…そうなんだ。そうだよね。お気遣いありがとうございます。甘えさせていただきます」
そうこう話しているうちに、ものすごい音が聞こえてきた。あれは、きっと親分イノシシと団長の戦ってる音。木が折れる音?そして、王弟の高笑いが聞こえてくるんだけど。
まさかのバーサーカーですか?王族、すごいな。
あっという間に闘いは決着がついたらしい。おじさん、再びの高笑い。王様の笑いを思い出すわー。
エクセルといい、団長といい、この国の王族、半端ないわー。なんか、恐怖心がどんどんなくなっていく。
どうもありがとうございます。
倒されたボスを横目に移動して、少し休憩。イノシシのボスは小山みたいに大きかったです。
あれ、タイマンで闘うの、おかしいよ。絶対。
シールドを解除してもらい、エクセルが差し出してくれるお水をありがたくいただきます。
なんにもしていないのに、喉が乾くんです。みんなも簡単な携行食を口に入れている。すごいな。
わたしが食欲がないと伝えたら、エクセルが飴をくれました。甘さが身に沁みます。おいしい。
「聖女さまはがんばっていらっしゃいますね」
「なかなか初めての浄化でこれはきつい」
「いや…まだ何もお役に立っていませんから…」
「いえ、ここにいらして下さるだけで、我らは力がつくんですよ」
みなさん、やさしいな。聖女、頑張ります。
少し休んですぐに移動。なるべく夜に森にはいたくないですからね。あともうひとふんばり。
浄化までに体力を消耗しないように気をつけないと。
と、思った途端に、また出た。姿が見えないけど、めっちゃ臭い。腐臭。あっという間にシールドに包まれます。ほんと、ありがたい。周りの騎士さんや神官さんはむせてる。
今度は何!?
風上から、目指す泉の方から奴らはきた。形が変、動きが変で初めはなにかわからなかった。四つ足なんだけど、首も足もなんか変なふうに曲がってる。
「これは……我らの出番ですな」と神官さんたちはいい、前に出ていく。
「何?あれ?」
「ゾンビですね」
「ゾンビ?あれが?」
ゆっくりとこっちに向かってくるので、だんだんと見えてきた。きもっ。
ゾンビの鹿の集団だった。首は途中で折れてる?舌がだらんとでていて、目玉も飛び出てぶら下がってる。足も曲がってて、歩くと体勢がずれるので、めっちゃくちゃゆっくり。
最悪だ。
すぐに神官の詠唱が始まる。そうするとゾンビ鹿たちの動きが停止。なんかしらんが悶えてる。きもっ。こんな時に詠唱できるの、すごいよね。わたし、口が回らない自信あるぞ。
悶えながら、ゆっくりとその場に沈んでいく。普通の鹿だったんだよね。鹿たちが重なり合って山になっていく。浄化してもらってよかったね。ちゃんと成仏して下さい。
はぁ。終わった。と思って、手を合わせていたら、山がちょっと動いてる?やだ。なに?
出てきたのは――子鹿?バンビちゃん。ゾンビじゃないの?いや、ゾンビだよね。
足、曲がってない。でも、ゾンビだよね?後ろ足で跳ねてて、子鹿っぽい。でも、ゾンビだよね?ゾンビだよね?
ふと、こっちを見てきた。え?ロックオンされてる?
首を振り、体勢を整えると、くわっと口を開けて、急にこっちに向かって、走ってきたーーーー!
ギャーーー−−!と思うまもなく、エクセルが動いた…んだと思う。何も動かさず、何かがバンビちゃんの額に着弾。敢えなく倒れる。うわ。怖かった。びっくりした。なんなの。なんなんだったの。そして、この人何したのーー!?
びっくりした顔を見て、説明してくれた。聖水を凍らせた氷の弾丸を撃ち込んだんだって。
もう、規格外過ぎて、力が抜けます。なんで、ゾンビのくせに動きがあんな早いの?って聞いたら、たまにいるんだって。そういうの、ほんとにやめてほしい!




