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手折った心

作者:

 ある時少女は気付き、此処は何処なのと嘆き、あたり一面に木、木、木、他には何も見当たらない、綺麗な木など一つも無い、少女は溜息を付き、考えることを嫌い、嫌いだから無心に、どんよりと曇った空を見、見計らったように振ってきた鋭利な雨粒に、少女は身体を衝きぬかれて驚き、本当は驚く暇も無いくらい痛い、射た雨粒は既に消滅し、痛みに涙を流し、だが頬を伝っているのが何か分からない、雨粒なのかそれとも何、少女は涙の名を知らない、知りたくない、不意にこんな惨めな自分が可笑しく思い、不気味な笑みを浮かべて笑い、細い喉を這い上がってきたような気味の悪い声が落ち、地面を伝って木、木を大雑把に切り倒していき、少女は気付かない、涙で前が見えない、痛い、声は少女を愛おしく想い、これで家にお帰りなさい、実は声も涙をながしており、少女は気付き、大丈夫だからと泣き、伝えられず、息も絶え絶えに、そうだ此処は夢の中なのねと思い、大丈夫だからと笑い、じゃあ家は何処なのと思い、ふと顔を上げて驚き、綺麗なまどに気付き、不意をついた動きにくすくすと笑い、待ちなさい、と興味本意に手を伸ばし、華奢な指がまどに触れたとき、まどが割れた。


物別れに―――

 初投稿です。

 途中自分で書いてて寝てしまいました。ほんの一瞬でしたが、少し夢を見ました。なんだか、白い、ただ白いだけの世界。何故か凄く居心地がよかったです。不思議と目が覚めたとき、現実の色に目をくらませました。

 ・・・またあの世界に行きたいです。そして今度はもう少し長く居たいです。

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