表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
課金ゲーで推しを育てるより、隣の社畜を「腸活」でイケメンにする方がコスパいい件  作者: 東雲みどり
第5章:契約終了と、新しい関係の始まり

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

42/102

第42話:噂の「美しすぎる管理者」

 翌日。

 一ノ瀬の会社では、ちょっとした伝説が爆誕していた。

 出社した一ノ瀬を待っていたのは、スタンディングオベーションだった。

 デスマーチを終わらせた救世主。

 そして何より――。

「おい一ノ瀬! 昨日の美女は誰だ!?」

「お前の彼女か!? モデルか女優だろ!?」

「あんな美人に『管理下にある』とか言われて、お前どんな徳を積んだんだよ!」

 男性社員たちが質問攻めにしてくる。

 一方で、女性社員たちは遠巻きにヒソヒソと噂していた。

 「あれじゃあ勝ち目ないよね」「レベルが違うわ」と、敗北宣言が聞こえてくる。

 そんな中、高橋さんがコーヒーを持って現れた。

 一瞬、空気が凍る。

 だが、彼女はサバサバとした笑顔を一ノ瀬に向けた。

「……完敗です、一ノ瀬さん」

「え?」

「あんな綺麗な人に、あんな剣幕で守られたら、私なんて出る幕ないですよ。昨日のあの人、本当に怖かったけど……ちょっとカッコよかったし」

 高橋さんは「はい、これ」と、ブラックコーヒー(砂糖なし)を一ノ瀬の机に置いた。

「もう甘いのはあげません。怒られちゃうから」

「……ありがとうございます、高橋さん」

 一ノ瀬は苦笑いしてコーヒーを受け取った。

 彼は気づいていた。

 周囲の目が、以前のような「憐れみ」ではなく、「尊敬」と「羨望」に変わっていることに。

 彼はPCの画面に映る自分を見た。

 自信に満ちた表情。整った肌。

 これらはすべて、あの人がくれたものだ。

(……早く会いたい)

 定時まであと八時間。

 一ノ瀬はかつてないほどの集中力で、業務に取り掛かった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ