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課金ゲーで推しを育てるより、隣の社畜を「腸活」でイケメンにする方がコスパいい件  作者: 東雲みどり
第4章:バグ発生と、独占欲の暴走

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第38話:管理者の決断

同時刻。私の部屋。

 私はイライラと貧乏ゆすりをしながら、スマホを睨みつけていた。

 既読がつかない。

 最後のアドバイス「ビタミンCを大量摂取して(ストレス対策)」を送ってから、一二時間が経過している。

「……死んでるんじゃないでしょうね」

 私は立ち上がり、冷蔵庫を開けた。

 そこには、彼のために仕込んでおいた「参鶏湯サムゲタン」が入っている。

 丸鶏にもち米、高麗人参、ナツメ、クコの実を詰めて煮込んだ、最強の滋養強壮スープだ。

 このまま腐らせる?

 私が手塩にかけて育てた作品(一ノ瀬)が、あんな劣悪な環境で、またボロボロの雑巾に戻っていくのを指をくわえて見ているの?

「……ありえないわ」

 私は鍋を保温ジャーに移し替えた。

 そしてクローゼットを開ける。

 選んだのは、純白のパンツスーツ。

 足元は九センチのピンヒール(クリスチャン・ルブタン)。

 メイクは戦闘用だ。真紅のルージュを引き、アイラインを跳ね上げる。

「メンテナンスの時間よ」

 鏡の中の自分に告げる。

 私はただの隣人ではない。彼の「管理者オーナー」だ。

 管理不届きで資産価値が下がるのを防ぐ義務がある。

 私は保温ジャーと、サプリメントの入ったバッグを手に、深夜の東京へと飛び出した。

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