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課金ゲーで推しを育てるより、隣の社畜を「腸活」でイケメンにする方がコスパいい件  作者: 東雲みどり
第3章:外見の革命と、独占欲の芽生え

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第27話:仕事もできる男

 外見の変化は、内面パフォーマンスの変化の呼び水に過ぎなかった。

 一ノ瀬の快進撃は、業務面でも遺憾なく発揮された。

 午後一四時。定例のプロジェクト会議。

 いつもなら、上司の顔色を伺いながら「……はい、善処します」とボソボソ答えるだけだった一ノ瀬が、今日は違った。

「その仕様変更ですが、リスクが高すぎます。現状の工数では納期に間に合わない可能性が九〇%です」

 一ノ瀬はホワイトボードの前に立ち、理路整然と数字を並べた。

 その声はよく通り、視線は力強い。

 以前なら脳が糖質切れ(低血糖)を起こして思考停止していた時間帯だが、今の彼の脳には、MCTオイルと良質なプロテインが供給され続けている。脳のブレインフォグは完全に晴れていた。

「代替案として、B案を提示します。これなら品質を落とさず、コストも二割削減できます」

 会議室が静まり返った。

 いつも無理難題を押し付けてくるパワハラ気味の上司が、たじろいでいる。

 一ノ瀬の完璧な論理と、何よりその「自信に満ちたオーラ(特に眉毛の圧)」に気圧されたのだ。

「……わ、わかった。一ノ瀬君の案で進めてくれ」

「ありがとうございます」

 一ノ瀬がニッコリと微笑むと、同席していた女性社員たちが「おおっ……」とため息を漏らした。

 仕事ができる男はカッコいい。

 当たり前のことだが、一ヶ月前の彼には逆立ちしても無理だった芸当だ。

 テストステロンによる決断力と、DHAによる情報処理能力の向上。

 美玲の「腸活メソッド」は、ビジネスという戦場においても最強の武器となっていた。


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